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2008年9月 1日 (月)

ジョウザンミドリシジミ ゼフィルスと呼ばれる蝶

名前 ジョウザンミドリシジミ(定山緑小灰蝶)
分類 シジミチョウ科ミドリシジミ亜科
生息地と時期 ミズナラ・コナラ林
私が出会った場所 磐梯山(7月後半)

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 磐梯山登山口は霧の中であった。その霧の中、青く光る蝶が無数に飛び交っていた。夢のような景色であった。その蝶はジョウザンミドリシジミ。

 ミドリシジミの仲間をゼフィルスという。ゼフィルスとはなんのことだろう。分類学のレベルが低かった時代に、樹上性のシジミチョウの仲間を総括してZephyrusと呼んでいたのが始まりだという。語源はギリシャ神話の西風の神ゼピュロスである。

 子どもの頃の私に昆虫と共に多くの影響を与えたのは手塚治虫だ。私はアトムの大ファンだった。手塚治虫が虫マニアであったことを知ったのは後のことだが、子どもの時の私は手塚治虫の中にそれを感じ取っていたのかもしれない。

 手塚治虫は生涯3回ゼフィルスという名前を作品に使っている。一つ目はユニコに登場する西風の精ゼフィルス。二つ目は「ゼフィルス」というタイトルでミドリシジミを扱った作品。この作品に登場するゼフィルスはウラジロミドリシジミ。昆虫少年であった手塚治虫だからこそ生み出せた作品で、同じく昆虫作品であった私は、強く深い感動を味わうことができた。そして、三つ目は「地球を呑む」の謎の美女に与えられた名前である。ミドリシジミと謎の美女を重ね合わせる気持ちは、ミドリシジミの仲間のあの美しさに触れたものなら理解できるはずだ。

 霧の中を青い光を振りまきながら舞う、ジョウザンミドリシジミたちは、夢であった。

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