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2008年9月 9日 (火)

オニヤンマ  「オニヤンマ記念日」

名前 オニヤンマ(鬼ヤンマ)
分類 オニヤンマ科
出現期 6月~10月
生息地 日本全土の平地から山地
私が出会った場所 埼玉県・久喜市(9月)、北本町(8月)、福島県・磐梯山(7月下旬)、栃木県・花之江の里(9月初旬)

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蜻蛉行くうしろ姿の大きさよ   中村草田男

 オニヤンマは大きなトンボである。日本最大のトンボである。オニヤンマは鬼ヤンマ、なにやら恐ろしげな名前であるが、その名前は鬼のような顔つきと共に黒と黄の縞模様が鬼がはくとら柄のふんどしを連想させるという理由からついた、ということを知ると思わず吹き出しそうになる。

 そんなオニヤンマが教室に飛び込んできた。給食時のことである。さすがにこの大きなトンボにクラスの生徒たちもびっくり。このオニヤンマ、はじめは教室中を所狭しと飛び回っていたが、しばらく飛び回った後、天井からの吊りものにとまり、そのまま1時間以上もそこに静止していた。しめたとばかり、デジカメで撮影。はじめは驚いていたクラスの生徒たちも、初めて見る巨大なトンボに興味をもち、みんなが近づいては様々な方向から眺めだす。昼休みになると他クラスの生徒、他学年の生徒、先生と次から次へとオニヤンマを眺めにやってくる。私はこの世界をとてもすてきだと感じた。

 5時間目の学活になってもオニヤンマはそのまま。私は黒板にオニヤンマと書いて、オニヤンマと私の出会いの話を始めた。自然が今より多いと思われている40年前の私の少年時代でも、オニヤンマはそれほど多く見られるトンボではなかったということ。オニヤンマには何回か出会ったことがあるが、こんなふうに静止しているオニヤンマに出会ったのは、長い人生で二度目であること。最初の出会いは磐梯山の頂上であったことなどなど(一枚目の写真はそのとき撮ったもの)。

 ちょうど話が終わった後、オニヤンマは飛びたち窓から外に出て行った。その日の学級日誌にはオニヤンマの出現が生き生きと書かれていた。ということで今日は「オニヤンマ記念日」

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 最後にオニヤンマを描いた八木重吉の詩を紹介しよう。

 大山とんぼ 八木重吉

大山とんぼを知っているか
くろくて巨きくてすごいようだ
きょう
昼ひなか
くやしいことをきいたので
赤んぼを抱いてでたらば
大山とんぼが路にうかんでた
みしみしあっちへゆくので
わたしもぐんぐんくっついていった

※詩集の解説に大山とんぼはオニヤンマのことと書かれている。この詩の表現からはオニヤンマでよいのではないかと思う。ただ、オオヤマトンボというオニヤンマとは違ったトンボが存在するという事実もある。

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