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2008年9月 6日 (土)

ツリガネニンジン  露とともに輝く花

名前 ツリガネニンジン(釣鐘人参)
分類 キキョウ科
花期 8月~10月
生育地 平地および山地(山地では普通に見られる)
が出会った場所 埼玉県・春日部市、北海道・礼文島・利尻島、長野県・四阿山、福島県・安達太良山、その他日本各地の山野で

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 ツリガネニンジンはキキョウ科の多年草。和名は花の形を釣り鐘に、根を薬用の朝鮮人参にたとえたもの。俗謡で「山でうまいはおけらにととき」とある。そのとときがツリガネニンジン。若芽は癖がなくやわらかで様々な料理方法で食される。

 上の写真は霧に包まれた礼文島で撮ったもの。ツリガネニンジンは朝露の似合う花だ。宮澤賢治もツリガネソウの名前でこの花を詩や童話に登場させている。まずは童話「貝の火」を眺めてみよう。

風が吹いて草の露がバラバラとこぼれます。つりがねそうが朝の鐘を、「カン、カン、カンカエコ、カンコカンコカン」と鳴らしています。

次に「春と修羅 第二集」から 「山の晨明に関する童話風の構想」の一部を紹介したい。

さうしてどうだ
風が吹くと 風が吹くと
傾斜になったいちめんの釣鐘草(ブリユーベル)の花に
かゞやかに かがやかに
またうつくしく露がきらめき
わたくしもどこかへ行ってしまひさうになる…… 

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 宮澤賢治にとっても、この花は露と深く結びついているようである。朝霧の中、この世のものとは思えない美しさに、わたしもどこかへ行ってしまいそうになる。

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