ハキダメギク 夕暮れ時に輝く花
名前 ハキダメギク(掃溜菊)
分類 キク科
花期 6月~11月
生育地 関東地方では道ばたに普通
私が出会った場所 埼玉県・杉戸町 他 道ばたに普通に見ることができる
大正時代、東京世田谷の掃き溜めで見つかったことから植物学者・牧野富太郎によって命名された。帰化植物で、ふるさとは熱帯アメリカ。
教師である私の専門は英語だが、ある時、理科を教えることになったことから真剣に植物を学び始めた。そして、植物に興味を持ち、身近な植物の名を覚えていった。そんなときこの花に出会った。小さくてかわいらしい花だと思った。早速、植物図鑑で名前を調べて愕然とした。「ハキダメギク」。この花の本質を好きになれば名前など関係ないと言い聞かせても、どうしてもこの名前が、この花に対しての愛おしい気持ちを萎えさせた。そんな時 まど・みちおの詩に出会った。
◆ハキダメギク まど・みちお
落し物を拾おうとして
かがんだ小母さんかなんかが
まあ!
と びっくりするのです
いきなり 目の前に
星でも みつけたように
そのへんの 道ばたや
畠のふちなどで…でも 落し物をする人が
そんなに しょっちゅう
いるわけも ありませんから
ほんとは だれも気がつきませんいやな名前をつけられたまま
ひっそりと光っている
そんな米つぶほどの花のことなどは…
「ハキダメギク」という名前をつけられなけば、まど・みちおが取り上げることはなかったろう。そう思えば「ハキダメギク」という名も悪くはないかとも思う。
さて、小母さんがこの花を見つけたのはいつだろう。おそらく夕暮れ時ではないだろう。
もし、夕暮れ時だとしたら、その美しさといったら…
◆ホームページ →幻の森
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