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2008年5月29日 (木)

アサギマダラ  海を渡る美しい蝶

名前 アサギマダラ(浅葱斑)
分類 タテハチョウ科マダラチョウ亜科
食草 ガガイモ科キジョラン、イケマ
出現期 4月~5月に第一回目の発生その後、1~2回発生、その後長距離移動をする
生息地 市街地~高山帯
私が出会った場所 埼玉県・長瀞、東京都・高尾山(5月、9月)、栃木県・奥鬼怒(8月)、長野県・霧ヶ峰(8月)、志賀高原(8月)、烏帽子岳(8月)、群馬県・赤城山(8月)、四国・石鎚山(8月)  他

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妻と初めて登った山は四国の石鎚山だ。その石鎚山でこの蝶と出会った。

「きれいな蝶」
「うん、アサギマダラっていうんだ」

 それ以来、アサギマダラは二人にとっての思い出の蝶となった。平成2年の夏のことだ。アサギマダラは美しい蝶だ。黒と茶に縁どられた翅脈のまだら模様が、浅葱色に透き通ることから名付けられた。その響きが何とも心地よい。ほとんど羽ばたかずに舞い、その半透明の羽根の向こうに青空が透けて見える。夢のように舞うという形容がふさわしい蝶である。

 アサギマダラの撮影に初めて成功したのは、霧ガ峰。その当時は望遠レンズを持っていなかったため、少しずつ、少しずつ近づき息を止めて写真を撮ったことを覚えている。志賀高原では百を軽く超えると思われるアサギマダラの群れに出会った。そこはヨツバヒヨドリのお花畠だった。

 アサギマダラを探すなら、ヨツバヒヨドリの花。蜜を吸うことに夢中になっているときの撮影は容易である。

 さて、石鎚山でこの蝶に出会った頃は、アサギマダラが渡りをする蝶であるという認識はなかった。実は、アサギマダラが渡りをすることが発見されたのは1981年。それほど昔のことではないのだ。現在、この蝶にマーキングすることによって、渡りのルートを調べる調査が行われている。マーキングは羽の裏面に油性のフェルトペンで、個体を識別するためのマーク(自分の名前の略、採集地、日付)を書き込む。そして、その蝶を放す。この地道な調査によって渡りのルートが明らかになってきた。すごいことだと思う。

 この小さな蝶が、なんと2000キロをこえる旅をすることもあるのだという。この小さな体でどうしてそんな旅ができるのか。なぜこの蝶は生まれながらにして、どこに向かうべきかを知っているのか。アサギマダラは畏敬の念を感じずにはいられない美しい蝶である。

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