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2007年5月 5日 (土)

オオヤマザクラ 桜の森の満開の下

名前 オオヤマザクラ(大山桜)
分類 バラ科
生育地 山地
私がであった場所 福島県・裏磐梯、長野県・白馬山麓

Reimg_ooyamazakura

Reokususohana

「桜の花が咲くのだよ」
「桜の花と約束したのかえ」
「桜の花が咲くから、それを見てから出掛けなければならないのだよ」
「どういうわけで」
「桜の森の下へ行ってみなければならないからだよ」
「だから、なぜ行って見なければならないのよ」
「花が咲くからだよ」
「花が咲くから、なぜさ」
「花の下は冷めたい風がはりつめているからだよ」
「花の下にかえ」
「花の下は涯(はて)がないからだよ」
「花の下がかえ」
 男は分らなくなってクシャクシャしました。
「私も花の下へ連れて行っておくれ」
「それは、だめだ」
 男はキッパリ言いました。
「一人でなくちゃ、だめなんだ」

坂口安吾の小説、『桜の森の満開の下』の一場面である。
その小説に出てくる人を狂わせてしまうまでに惹きつける桜とは何桜だろう。
私は山に咲く、オオヤマザクラだと思う。

梶井基次郎の『桜の樹の下に』は次のような文で始まる。

桜の樹の下には屍体が埋まっている!これは信じていいことなんだよ。何故って、桜の花があんなにも見事に咲くなんて信じられないことじゃないか。

私がこの文章から思い描く桜も、オオヤマザクラである。オオヤマザクラはその美しさで人を惑わせ狂わせる、そんな魅力までそなえ持った桜である。

撮影 上 平成19年 裏磐梯

    下 奥裾花

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