フォト

最近のトラックバック

無料ブログはココログ

« ヒガンバナ 別名・マンジュシャゲ  赤、赤、赤の世界 | トップページ | キオビベッコウ  あまりに違う雄と雌 »

2006年9月20日 (水)

ママコノシリヌグイ  許される名前と許されない名前

名前 ママコノシリヌグイ(継子の尻拭い)
分類 タデ科タデ属
花期 5月~10月
生育地 日本全土の道ばた、林縁、水辺
私が出会った場所 埼玉県・巾着田  他

Img_69031

ママコノシリヌグイとはおぞましい名前である。漢字で書くと「継子の尻拭い」。継子とは親子の血のつながりのない、実子でない子のことである。
写真をクリックして拡大してみてもらうと分かると思うが、この植物には鋭い棘がある。ようするに継子の尻をこの棘のある茎で拭くということからついたた名前だ。実に嫌な名前である。私がこの美しい植物の名前を変えるべきだと考えているのは、差別の響きのある言葉があまりにも露骨に使われているからである。

私は植物のイメージを損ねるどんな名前も変える必要があるなどとは思っていない。睾丸の古語であるふぐりを使ったオオイヌノフグリ、屁や糞の匂いがするヘクソカズラ、葉がくさい匂いのするクサギなどは可哀想な名前だと思う反面、是非残してほしい名前だとも感じる。そこには差別的な響きが存在しない。観察会でこれらの植物の名前の由来を紹介すると、それを知った人たちに笑いが生まれる。それは心地よい笑いの部類に入ると思う。しかし、ママコノシリヌグイはどうだ。私はこれを笑いとして紹介することは絶対にできない。紹介するときは怒りとともに紹介している。紹介していて楽しくない。

植物の名前は変えられないということはないようで、呼び方が変更された植物が高山植物などでは現在進行形の形で存在する。

こんな差別的な花の名はこの美しい植物にふさわしくない。名前を変えよう。すぐ変えよう。

 平成18年8月18日 埼玉県・巾着田

◆いきものがたり目次  ○分類別(名前の順)  ○投稿順

◆ホームページ →幻の森

« ヒガンバナ 別名・マンジュシャゲ  赤、赤、赤の世界 | トップページ | キオビベッコウ  あまりに違う雄と雌 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/143900/11962255

この記事へのトラックバック一覧です: ママコノシリヌグイ  許される名前と許されない名前:

« ヒガンバナ 別名・マンジュシャゲ  赤、赤、赤の世界 | トップページ | キオビベッコウ  あまりに違う雄と雌 »

最近の写真