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2006年6月 4日 (日)

カラスアゲハ 幻の森の思い出

名前 カラスアゲハ(烏揚羽)
分類 アゲハチョウ科
生息地 平地から亜高山帯まで
私が出会った場所と時期 埼玉県・春日部市(子どもの頃見た場所では絶滅)、東京都・高尾山(日影沢に多い 5月)、栃木県・奥鬼怒(手白沢温泉 8月) 、神奈川県・不老山(6月)

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  カラスアゲハは昆虫少年だった子ども時代を懐かしく思い出させてくれる蝶だ。私は近くにあった鎮守の森でこの蝶を追った。蝶が飾られた標本箱の中に一頭、緑の光沢を振りまいて存在したカラスアゲハ。あの一頭を捕まえたのは、自分だったのか、それとも父だったのか。記憶は定かではない。あの当時は昆虫採集が奨励されていた時代であり、私が夏休みの宿題で提出した標本は校内展、市内展を経て埼葛展という地区の展覧会で表彰された。

 その時を堺に、私は昆虫採集をやめる。蝶に針を刺すことにちくりと刺すような痛みを覚えたことによる決断だった。私は家で夏蜜柑の木や山椒を育て、それを食草とする蝶を育てるようになった。

 カラスアゲハを追った森。その生き物が溢れていた鎮守の森は見る影もない痩せた森になってしまった。おそらく私のような昆虫少年がその後カラスアゲハを捕っても、カラスアゲハは絶滅しなかったであろう。森の木が切られることでカラスアゲハは絶滅した。

 カラスアゲハとの思いでは懐かしくもあり、寂しさを感じさせるものでもある。

撮影 湯ノ丸山 8月

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