カテゴリー「自然」の記事

2007年6月 9日 (土)

アカショウビン 奥胎内にて

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鳥見をはじめて18年。様々なところに出かけ、様々な鳥に出会った。
ところがどうしても出会えない、鳴き声は聞けるのだがどうしても姿を見ることができない鳥がいた。それがアカショウビン。

アカショウビンの個体数が多いことで知られている、新潟県の奥胎内にでかけ、ついにアカショウビンに出会うことができた。しかし…その姿を写真に残すという点では、満足のいく成果は残せなかった。

写真に残すのは次の楽しみとするとしよう。

撮影 平成19年6月2日 新潟県奥胎内

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2006年6月13日 (火)

武満徹『Vision in Time』展

6月11日(日) 『武満徹 in Vision』展をみるため、オペラシティにでかけた。
そこで武満徹の次のような言葉に再会した。

◆私は、音を使って作曲するのではない。私は音と協同( コンポレート)するのだ。だが、私が、時に(作曲家として)無力感に捉えられるのは、私がまだ協同者の言葉をうまく話せないからだ。   『時間の園丁』

私は自然を題材に劇を創り続けてきた。それは苦しくも喜びに溢れた取り組みだった。そして今、私は劇だけではなく、自然を題材に写真を撮るということにも喜びを感じている。ただ、私は写真を撮る際にも、ただ自然を使って作品を生み出すのではなく、自然と協同( コンポレート)しようと考えている。無力感にさいなまれつつ…

6月5日(月) 体育祭の振替休で訪れた、奥日光で撮影したカワガラス。

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2006年5月20日 (土)

スミレいろいろ  今年出会ったスミレたち

日本はスミレの種類の多い国である。スミレの王国といわれてもいる。「日本のスミレ」(山渓ハンディ図鑑6)というスミレばかり集めた美しい図鑑には、93種類の基本種(変種を含む)が紹介されている。私はこの一ヶ月の間で10種類以上のスミレを見ることができた。

「すみれの花咲く頃 初めて君を知りぬ」という宝塚歌劇団のシンボルとなった歌にも歌われているすみれ。今年出会った印象的な花の写真を集めてみた。

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ヒナスミレ
 4月9日 高尾山

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ナガバノスミレサイシン
  4月9日 高尾山

 

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タチツボスミレ
  4月9日 高尾山

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マルバスミレ
 4月9日 高尾山 

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アカネスミレ
 4月9日 高尾山

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エイザンスミレ
 4月9日 高尾山

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フモトスミレ
4月22日  御岳山

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アケボノスミレ
 4月22日 御岳山

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ヒゴスミレ
5月3日 白馬山麓

      

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2006年5月13日 (土)

メジロ  堂ヶ島温泉にて

Pict0031mejirojpg1 このところ仕事が忙しく、ブログを更新する余裕が持てなかったが、自然の写真(特に生き物の写真)は撮りためていた。これから少しずつその写真を紹介していこうと思う。

2月18日・19日に堂ヶ島温泉を訪れた。これはホテルから海に向かう遊歩道で写したメジロの写真。

堂ヶ島を訪れるのは3度目。同じ所を繰り返し訪れることで、自然を見る目が深まったことを感じることができる。

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2006年2月13日 (月)

旅 井頭公園・羽田沼 水鳥を楽しむ

2月11日(土)・12日(日)の2日間、鳥見の旅に出かけた。
出かけたのは栃木県真岡市・井頭公園と大田原市・羽田沼。特に水鳥を楽しんだ。

PICT0045-1 パンダのような顔つきからバンダガモとも呼ばれるミコアイサ。
私が働いている久喜市にある昭和池でも見ることができるが、警戒心が強くなかなか近くで撮影することができない。井頭公園のミコアイサは人からえさをもらうことはないが、けっこう近くまで寄ってくる。

PICT0115-1 こちらも埼玉ではお目にかかることの多くないヨシガモ。
このカモを羽田沼で多数見ることができた。

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2006年1月24日 (火)

雪の菅平 ~美は到るところにある~

美は到るところにある(アンリ・ファーブル)

菅平高原でスキー林間が行われた。生徒の実習の写真を撮る傍ら、雪の菅平の写真も撮った。私が美と感じる写真を紹介したい。PICT0020-1

ファーブルは問いかける「雪は見事なその六放射形について何を知っているであろうか」と。続いてファーブルは虫が作り出す美しい構造物に触れ、「虫には美を感ずる能力があるか」を問う。
ファーブルの「美は到るところにある」という言葉は次のように続く。「ただし、これはその美を認める能力のある眼があるということを特に条件としての話である」
ファーブルは美とは何かという哲学を突き詰めていき、最後には「答えに到達することはないだろう」と結んでいる。

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私はなぜ自分が雪の創り出す世界に美を感じるのか説明することができない。しかし、それに美を感じられる眼をもった人間に生まれてよかったと思う。

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2006年1月21日 (土)

ダイサギ・コサギ 雪に白鷺

PICT0015-1雪に白鷺…色合いが互いに似て見分け難いこと、また目立たないことのたとえ(広辞苑)

さて、埼玉は今年初めての雪。私は雪が降ると無性に鳥が見たくなる。近くの古利根川に、車で出かけた。雪の中、幻のような白鷺の写真を撮ることができた。

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雪の中に佇むダイサギ

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雪の中に佇むコサギ

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雪の中を舞うダイサギ

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2006年1月17日 (火)

『あらしのよるに』 続編がなければ

 『あらしのよるに』(木村裕一・作 あべ弘士・絵)が昨年末に映画として公開され、けっこう評判を呼んだ。私はこのシリーズの第一作である『あらしのよるに』が好きだ。3年前に購入し、学級文庫にも置いた。子ども向けとはいえ、中学3年が読むのに充分堪えうる内容であると感じたからだ。
 第一作のよさは嵐の夜、雷の嫌いな狼と山羊が真っ暗な中、小屋の中で出会い、お互いを誰だかわからないまま、一夜を過ごす。 お腹をすかせた二人は食べ物の話をする。食べ物という言葉が意味するのは、狼は山羊、山羊は草であり、二人の思い描く世界はすれ違ったままであるにもかかわらず、会話は見事に成立していく。その認識されないすれ違いを描いた表現は見事であった。
 そして、二人は相手が誰だかわからないまま明日の昼に会う約束をして別れる。
「あくるひ、この おかの したで、なにが おこるのか。このはの しずくを きらめかせ、ちょっぴりと かおを だしてきた あさひにも、そんなこと、 わかる はずも ない」
というエンディングが粋であった。
 しかし、残念なことに続編が出てしまう。続編は『あるはれたひに』。何とそこでは狼と山羊は友達になってしまうではないか。こうなるといけない。人間の世界の人間同士で語られるべき倫理が肉食動物と草食動物の間で語られるとき、表現と物語はやせ衰えてしまう。
ここかしこに狼が我慢しきれなくなって山羊を襲ってしまったのではないかという表現が現れる。洞くつの中から山羊の悲鳴が聞こえてくる。次の瞬間、洞窟内でけつまづいて怪我をした山羊をおぶって歩いてくる狼が現れるといった具合に。
その続編『くものきれまに』では山羊の友達まで現れ、物語はますますやせていく。

 昨日のブログでファーブルが記した「命の法則」について引用した。
 狼が山羊を食べることは悪徳ではない。それゆえ、結末はわからないまま終わりにすべきだった。映画は続編が中心になっているようなので見ることはないだろう。子どもが友情の大切さを学ぶにはよいのかもしれないが、そのことについても「Yes」とは言いにくい。
 教師である私は、生徒に友情の大切さも語る。しかし、狼が狼であること、羊が羊であることに畏敬の念を感じている私が、友情の物語を狼と狼の話で語ることはないとはいえないが、狼と羊の話で語ることはありえない。
 一昨日オオタカに襲われたコガモのことを紹介した。『あらしのよるに』を見た子どもが、狼・オオタカ(肉食)=悪、山羊・コガモ(非肉食)=善のような二分法を身につけないことを望みたい。

「Yes」といえない私の思いの根拠については、ファーブルが『昆虫記第五巻』(岩波文庫で出ている全集では第十分冊)の「蝉と蟻の寓話」という章で、明解に語ってくれる。長くなるのでここで引用はしないが、興味がある方はぜひそちらをお読みください。

 つぶやき
 宮澤賢治の『なめとこ山の熊』は偉大な物語である。

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2006年1月15日 (日)

オオタカ現る!

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久喜の諏訪地区でオオタカが出ているとの連絡を受け車でその場所に向かった。

そして、木にとまっている二羽のオオタカをじっくり見ることができた。1羽は成長メスもう1羽は若鳥だった。久喜市で木にとまっているオオタカを見るのは初めてのことだ。(写真は送っていただいたものです。許可を得て掲載させていただきました)

ootaka-2006 オオタカの存在は、久喜市にまだ豊かな自然が残っていることの証しとして特筆すべきことだ。連絡を受けたのが自宅ではなかったのでカメラを持って行けなかったのが残念。左の写真は二羽のオオタカが飛び立ったところを、同行した埼玉県生態系保護協会久喜支部長にカメラを借り、私が写したものである(こちらも先ほど添付で送っていただきました)。
 

PICT0062-1車に戻ると車の近くに羽根が散乱していた。どうやらオオタカが獲物をそこで食したらしい。獲物の主はコガモだった。
 オオタカがコガモを襲う。コガモの命がオオタカを生かす。これが自然界の命の法則である。
 緑の光沢がある美しい羽根を持ち帰って写真に撮った。

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贅沢は素敵だ ~ハワイ紀行6~

『いまなぜ青山二郎なのか』(白州正子 新潮文庫)に青山二郎の次のような言葉が紹介されている。

「ぜいたくな心を清算する(はぶく)要はない。ぜいたくに磨きを掛けなければいけない」

PICT0049  ハワイの旅は贅沢な旅だった。一番の贅沢はハカラウ森林国立野生動物保護区というハワイ固有の生物が生息している場所に、数え切れない観光客の中で妻と二人だけが訪れ、森を独占できたこと。

 次は世界で一番活発に活動しているキラウエア火山で溶岩を肉眼で見ることができたこと。私たちにふさわしい贅沢だと感じる。
山肌を流れる溶岩に向かって1時間程度歩いたが、現在は溶岩まで近づくのは一日の旅では難しいようだ。ハワイでは溶岩に近づくことは禁止されていないというところがすごい。生命を落とした人もいるという。

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写真のように溶けたバターのような滑らかな溶岩はハワイではパホエホエと呼ぶ。ハワイの言葉の響きは面白い。

PICT0029-1.溶岩が海に流れ込んでいる所で水蒸気が上がっている。夜になるとこの水蒸気が溶岩の赤い色に染まった。暗すぎて写真には写せなかったが。

PICT0004-1 さて、3番目の贅沢は宿泊したホテル。ヒルトン・ワイコロア・ビレッジというスーパー・メガ・リゾートに泊まった。三棟のタワーが存在し、そのタワーからタワーへ、モノレールやクルーザーボートで移動するという大規模なホテルだった。自然を愛する人の多くは、宿泊や食事で贅沢をすることを避けるのだが、、私たちは自然を愛しつつも宿泊や食事でも贅沢がしたいと考えている。もちろんそれはお金を使うだけの贅沢ではない。贅沢の中で最も重視されるのは、心の贅沢だ。

先日上演した自作『青空』は戦争を扱った作品だ。その時代は「贅沢は敵だ」という言葉が庶民に浸透していた時代だ。贅沢が敵であるその時代は悲しい時代だった。私は「贅沢は敵だ」という標語に「素」という漢字を挿入した人の感性が好きだ。

ハワイの旅は、素敵な贅沢を楽しんだ旅であった。

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2006年1月14日 (土)

ハワイ固有の自然を求めて2~ハワイ紀行5~

PICT0025-1 ハワイ固有の自然が残る森、ハカラウ森林国立野生動物保護区にはオヒヤの木と呼ばれる木が多い(オヒヤという響き、日本人の私にとってはちょっと心地よい響きであった)。その木は年に2回レフアという花を咲かせる。木と花が別の名前で呼ばれているのだ。この木と花は、女神ペレがその仲を引き裂いたという悲恋の伝説が存在する。

◆若くハンサムな若者オヒアはがキラウエアの地にやってきたとき、火の神ペレはオヒヤに一目惚れしてしまう。しかし、オヒヤにはレフアという恋人がいた。オヒアはペレの愛を拒む。怒ったペレはオヒヤを木に変えてしまう。嘆き悲しむレフアを、神が可哀想に思い、赤い花にしてオヒアの木に咲かせるようにした。◆

KOWA0011-1_edited そんなオヒヤの森には、スズメ大のかわいらしい鳥ハニークリーパー(蜜吸い)の仲間などがたくさん生息している。私たちはハカラウ森林国立野生動物保護区で3種類のハニークリーパーを見た。その3種類は次のような特徴を持った鳥である。

 Amakihi アマキヒ 緑が混じった黄色、黄色が混じった緑といった鳥で。この個体数は多い。
IIwi イーヴィー(写真…あまりに動きが素早くぼけてしまったのが残念) 全身と嘴の赤い鳥。大きな声でよく囀る。一番見たかった鳥であり、一番個体数の多い鳥でもあった。
Apapane アパパネ イーヴィーよりも赤みの濃い小さな鳥。

ハワイのハニークリーパーの種類は他の地域と較べ圧倒的に多く、一種から五十種以上に進化したといわれている(ただその多くはすでに絶滅している)。もしダーウィンがガラパゴスよりも先にハワイに来ていたら、進化論はハワイで生まれただろうという学者もいるそうだ。

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★ ハカラウ森林国立野生動物保護区での探鳥を満喫して車に戻ると、車の下に雛をつれたNene ネネがいた(左写真)。ネネはハワイの州の鳥である。カナダガンが進化(退化)した鳥で、水かきが小さく、飛ぶための胸の筋肉が落ちている。肉食獣のいないハワイならではの鳥なのだ。以前はもっと低い場所にも棲んでいたようなのだが、この鳥もマングースなどの生息する低い場所から追われ、高地でのみ生活する鳥になってしまったようだ。
ネネのたどった道を知って演劇について考えた。水辺で生活することがなくなったネネは、水かきが退化した。渡りをする必要がないネネは胸の筋肉が落ちた。使わないものは退化する。演劇もただその場その場を楽しむ作品ばかりになってしまえば、奥深さを感じることができるような味蕾は退化してしまうだろう。そういう意味で、演劇はネネにはなってはいけないのだと思う。
ただ、ネネはかわいい。特に今回のような子連れであれば、そのかわいさといったら…。

PICT0048-1帰り道、ハワイの山々が夕日を浴び美しかった。
写真はフアラライ山。 朝7時に出発してホテルに着いたのが夜7時過ぎ。12時間のハワイ固有の自然に出会う旅はとても充実したものとなった。Hawai'i Nature Explorersの長谷川久美子さんの「何としても楽しい時を過ごしてもらう」という姿勢は素晴らしい。次にハワイを訪れることがあれば、またお世話になりたい。

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2006年1月13日 (金)

ハワイ固有の自然を求めて1~ハワイ紀行4~

「ハワイ紀行2」でハワイ島では1200m以下の場所ではハワイ固有の自然がほとんど残っていないということを記した。それではハワイ固有の自然はどこに行ったら見ることができるのか。それは蚊のいない高所にあるハワイ固有の森ということになる。私たちはどうしてもそんな森に行きたかった。ハワイ島でもっと固有の自然が残っているといわれているのは、ハカラウ森林国立野生保護区である。そこはマウナ・ケア山の中腹にあり、許可がないと入ることができない。そのためHawai'i Nature Explorersの長谷川久美子さんに案内を依頼した。そしてハワイ固有の自然の存在する森に私たち夫婦二人だけを案内してもらうという、贅沢な旅が始まった。

PICT0006-1 長谷川さんの運転する四輪駆動車でマウナ・ケアの山頂に向かう2000mの高所の道を走る。途中でプエオと呼ばれているハワイ固有のフクロウの仲間に出会った。ハワイ島4日目にして初めてハワイ固有の鳥と出会うことができた。写真を撮ることにも成功した。

その後、1時間半悪路を走りハカラウ森林国立野生生物保護地区に到着した。ハワイの固有の自然が見える場所であるのに、許可制ということもあり観光客は誰もいない。私たちが訪れた12月29日にここを訪れた観光客は私たち夫婦だけだった。

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さて、左の写真がそのハワイ固有の森である。煙って見えるのは溶岩が海に注ぐときに生じる蒸気によるものらしい。

この森での素晴らしい自然との出会いについては、明日のお楽しみにいとうことで(楽しみにしてくれる方がいればの話だが)。

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2006年1月12日 (木)

ハワイで出会った星たち~ハワイ紀行3~

私は星空が大好きだ。今回のハワイの旅では日本では見ることができない、星空との出会いも楽しみの一つだった。ハワイ島は天体観測の好条件に恵まれた場所で、マウナ・ケア天文台がある世界中の天文愛好者に知られた場所だ。日本の大型光学赤外線望遠鏡「すばる」はこの天文台にある。ここは晴天が多いこと、水蒸気が少ないこと、大気が安定していること、夜空が暗いこととなど天体観察の条件に恵まれている。

日本の天文ファンのあこがれの星の一つに龍骨座の一等星カノープスがある。日本の緯度では一月、二月に南の地平線に現れすぐ沈んでしまう。東京では高度二度にすぎず、現在の東京では見ることは不可能といってよい。
星の美しい随筆を書くことで私が敬愛している野尻抱影が、この星と初めてであった日のことを次のように書いている。

私が初めてこの星に対面したのは関東大震災の後だった。まだその頃は東京郊外の駒沢村だったが、夜警をやって、二月上旬の夜、雑木林の凍った路を拍子木を打って歩いていると、園芸学校の南のはずれに、電柱の灯りかと思ったほどの低さに、赤い大きな星を一つ発見した。

私はハワイの空にそのカノープスを発見した。カノープスを見るのは今回が初めて。星が好きではない人には、どれもこれも同じ星かもしれない。しかし、私にとってはカノープスはどの星とも違う、憧れの星なのだ。
オリオン座の下にうねうねと続くエリダヌス座(エリダヌスは神話に登場する川の名前)も、その中に存在する一等星アケルナルも確認できた。アケルナルを見るのもこれが初めて。冬空の銀河は夏のそれと比べ、濃い白色ではないが確認することができた。

日本ではその明るさからなかなか確認することができないオリオンが左手にかけているライオンの皮(オリオンの盾という人もいる)もしっかり見え、この星の数ならギリシア神話のオリオンの姿が浮かんでくると感じることができた。

私は降るような星空が大好きで、『降るような星空』という劇を書いた。ハワイ島で大好きな降るような星空、そして初めて見る星たちに出会えてよかった。

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2006年1月11日 (水)

ハワイで出会った美しくも悲しい自然 ~ハワイ紀行2~

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ハワイ旅行で私と妻が訪れたのはハワイ島のみだ。ハワイ島だけにした理由は、オアフ島やマウイ島に較べハワイ固有の自然がほんの少しであるが残っているからだ。
ハワイ島に着くと、さまざまな美しい鳥と花が迎えてくれた。写真に撮した黄色の鳥はサフラン・フィンチという鳥、赤い鳥はイエロー・ビルドゥ・カージナルという鳥。どちらも美しい鳥だ。しかし、どちらもハワイの固有種ではない。いずれの鳥も南アメリカから移入されたものだ。

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ハワイの熱帯の森で見ることができるハイビスカスやジンジャーなどの植物も外来種だ。そもそもハワイでは1200m以下ではハワイ固有の動植物はほとんど見られないという。美しい南国の風景に触れながら、なんともいえない悲しい気持ちになった。

いったい何がハワイの自然を絶滅へと追いやったのか。その理由の一つは蚊だという。ハワイにはもともと蚊がいなかった、蚊が人間と共にやってきて、そしてハワイの鳥たちを襲ったのだという、蚊に対しての免疫がないハワイの鳥は、蚊に刺されると2週間以内に死んでしまうのだという。そのため現在ハワイの鳥たちは蚊の存在しない高所の森にしか残っていないのだ。
二つめの理由はマングースやネズミの出現。まず家畜と共に入ってきたネズミが鳥を食べるようになり、そのネズミを駆除しようとして移入されたマングースはネズミではなくハワイ固有の鳥たちを食べ始めたという。日本の奄美大島と同じような過ちがここでも行われていたか。奄美大島ではハブ退治のために連れてこられたマングースが、特別天然記念物のアマミノクロウサギを食べている。物事は人間が描くシナリオ通りにはいかないということだ。
マングースの移入と同様の過ちが教育界でも起こっていると思う。しかし、それはここで論ずることはやめよう。

さて、外来種で埋め尽くされたハワイの自然、外来種ということを聞かされていなければエキゾチックで素敵な自然なのだが、外来種という事実がその感動を妨げてしまう。では、外来種で埋め尽くされたハワイの自然は、ハワイの自然ではないのだろうか。ハワイは地殻変動で遠い将来日本と陸続きになる可能性があるという、その時、ハワイの自然はどうなるのだろうか。
固有の自然とはいったい何なのか、固有でないということが私の美しさという感覚に影響を与えるとすれば、美しいという感覚とはいったい何なのか?

ハワイにはカラスがいない。正確には「野生には」という枕がつく。もともとは野生のカラスはいたのだが、次々と死んでいってしまい、現在は人の手で保護されているものしかいないのだ。それを野生に戻そうとしても、野生では生きていけないのだという。カラスも絶滅の危機を迎えれば愛される鳥になる。日本のカラスの現状と比較して、いろいろと考えさせられた。

ハワイとは私にさまざまな疑問を投げかけてくる島であった。
次回はハワイで出会った星について書く予定。
ハワイ固有の自然との出会いについては、その後報告したい。

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2005年11月20日 (日)

アオサギ

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新しい劇の創作に苦しんでいる。
苦しんだときには散歩に出かける。
サギの仲間では日本で一番大きなアオサギに出会った。
頭が活性化され、おぼろげながら道らしきものを見つけることができた。

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2005年11月15日 (火)

ガラス細工の蜻蛉

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昨日、朝の散歩をした
そこで出会ったのが
朝露をまとった蜻蛉
エミール・ガレの世界がそこにあった

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2005年11月14日 (月)

ススキ・スキ~箱根・仙石原~

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ススキという花が好きだ。芒と書いても薄と書いても趣がある。山上憶良の詠んだ秋の七草では尾花という名で登場する。その響きも気に入っている。
ススキを詠んだ俳句には心に響く作品が多い。

わが頬にふれてあたたか枯芒           水原秋桜子
わが行けばうしろ閉ぢゆく薄原       正木ゆう子
貌が棲む芒の中の捨て鏡      中村苑子
をりとりてはらりとおもきすゝきかな       飯田蛇笏
眼を貫くはしろがねのすすきの穂    富澤赤黄男
けふの日の終る影曳き糸すすき       野見山朱鳥
影の夜が見え白芒白芒       鷲谷七菜子
秋風のたてがみ見ゆる白芒              齋藤慎爾

今書いている脚本はススキの花のような美しさを持った作品にしたい。
◆写真 箱根・仙石原

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2005年11月13日 (日)

紅葉を捕まえた

PICT0104-2 獲物が少なくなった晩秋
蜘蛛の巣が
紅葉を捕らえた
空中に静止する紅葉
魔法のようだ

PICT0106-1 2005.11.12(土)
群馬県高崎市・少林山達磨寺

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2005年11月 7日 (月)

ハウチワカエデ 天狗の葉団扇 ~塩原~

PICT0070-1 昨日からの雨も朝方に上がり、今日は絶好の紅葉狩り日和。朝5時に家を出て塩原に向かう(昨日勤務校で文化祭が行われたため今日はその振替休日)。回顧遊歩道と渓谷遊歩道を歩く。塩原の紅葉は今が最盛期。
天狗の葉団扇をしているハウチワカエデの赤が見事だった。

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アップダウンの多い遊歩道歩きで汗をたっぷり流し、その後温泉に入る。
いい一日だった。

※写真はハウチワカエデ

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2005年11月 3日 (木)

足下の紅葉

PICT0026-1 トラックバック野郎の今週のお題は「 紅葉ギャラリー」。さまざまな紅葉の写真を募集している。自分が今まで追求してきたテーマにふさわしいと感じ、ここ何年かに撮影した写真を逍遙し、気に入った写真をピックアップしてみた。

PICT0037-1 私は頭上を眺める紅葉も素晴らしいと感じるが、このような足下の紅葉にも魅力を感じる。その魅力は一つ一つの葉に感じる表情だ。

そんな表情をした葉と語り合うのも秋の野山を歩く楽しみの一つである。

DSCN1171-1

◆撮影場所(上か