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2014年1月 2日 (木)

セザンヌの言葉

 昨日のブログを書くために、モネの「笛を吹く少年」について書いたメモ帳を参考にした際、その前日にメモしたセザンヌの言葉に久しぶりに出会った。NHK・BSの「巨匠たちの肖像・セザンヌ」で紹介された言葉である。セザンヌは次のように語る。

 「ルーブルに行きなさい、しかしそこに眠っている巨匠たちの作品を観た後は、急いで自然の中に入りなさい。自分の中に宿っている様々な本能や、芸術的感覚を自然との触れあいによって、生き生きと蘇らせなくてはならない」

 そうそう、その通りと思える言葉だ。私は巨匠と言われる演劇人の作品にどっぷりつかった後は、自然の中に入りたいと思うことがある。作品創りに苦しんでいる時は、演劇を見るよりも自然の中に浸ることで発想が生まれることが多い。昨年の夏は、世界自然遺産に選出された小笠原の父島に出かけた。

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なんと、父島に着いたその日に、まず見られることはないと言われていたアカガシラカラスバト(通称・アカポッポ)に出会ってしまった。その時は、奇跡が起きたと思った。地球上で80羽程度しかいないと言われていた鳥なのだから。一番見たかった鳥、でも見るのは不可能と考えていた鳥だった。数ヶ月後の読売新聞に小笠原で野猫の捕獲が進められたことで、アカガシラカラスバトは急激に回復しているという記事が載ったことで、それが奇跡的な出来事ではなかったことがわかったが…

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 小笠原丸での船の旅の途中では、初めて出会うカツオドリと日本ではなかなか見ることができないアカアシカツオドリをはじめとするたくさんの海鳥に出会うことができた。写真も撮ることができた。

 行きの船の中で「永遠の0」を読み始め、帰りの船で読み終えた。次回作の構想を練ったり、カクテルを楽しんだり、小笠原で知りあった人たちと語らいの時を過ごしたりとやることは盛りだくさん。25時間という船の旅も、全然飽きることがなかった。

 「芸術的感覚を自然との触れあいによって、生き生きと蘇らせる」というセザンヌの言葉、大切にしたい。

写真(上)アカガシラカラスバト
写真(下)アカアシカツオドリ

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