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2013年11月 3日 (日)

「ふるさと」大船渡市立赤崎中学校での上演

◆そこに行って演じることではなく、そこにいる人が演じることを応援したい◆

 多くの人が劇を上演することで被災者を応援しようとしました。劇を見ることで勇気がわき起こることがあります。感動で心が豊かになることもあります。ただ、劇を自ら演じること、そこからわき起こる勇気、感動はそれと比べることができないほど大きく、長い間記憶にとどまると思うのです。少なくとも私自身はそうです。だから、東日本大震災の後、私に何ができるかと問いかけた時、私はそこに出かけて劇を上演することで応援するのではなく、そこにいる人たちが劇の上演することを応援することで応援したいと思いました。

 「ふるさと」はそのために生まれた劇でした。そして、誕生から一年半、「ふるさと」は本来の目的を達成することができました。2013年10月27日の大船渡市立赤崎中学校の文化祭で、3年生が「ふるさと」を上演してくれたからです。岩手県大船渡市立赤崎中学校は東日本大震災の津波によって3階まで浸水したそうです、生徒と先生が全員無事だったのは、海の目の前だの学校だったから、地震の度に裏山に駆け上ることを続けてきたからだとうかがいました。昨年度、仮設の校舎と体育館が完成し、現在もそこで学校生活を行っています。そして、「ふるさと」はその仮設の体育館で上演されました。そして、それはとってもとってもすてきな上演となったのです。Img_6206re_2

 「ふるさと」と呼ばれる主人公・古川里美の転校が描かれる劇のラストシーンで、賢太郎という少年が、「ふるさと、いかないでよ」と涙ながらに訴えるシーンでは、おそらくそこにいる全員が「ふるさと」という言葉の後ろに彼ら/彼女らのふるさとである大船渡・赤崎を重ね合わせたことでしょう。私の目の前に座っていたおじいさん、おばあさんが、涙を何度も何度もぬぐっていました。最後は3年生だけでなく、1・2年生、そして先生方、それに観客までもが参加する「ふるさと」の大合唱。私は何とも表現できない思いがこみあげ、涙をこらえることができませんでした。

 熱い思いでこの劇に取り組み、感動の涙に辿り着いたこの「ふるさと」という劇を、上演した彼ら/彼女らは生涯忘れないことでしょう。それを見た私も、今回は練習から取り組みに参加させてもらったこともあり、生涯忘れることができない思い出となりました。

写真 大船渡市立赤崎中学校からみた大船渡の海

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