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2011年5月に作成された記事

2011年5月14日 (土)

第5回自然劇場

Img_0182re平成23年5月8日。今年初めての自然劇場を日光で開催することになった。
東日本大震災の後ということがあり、開催するかどうか迷った。

全国的に旅行を自粛する傾向があったからだ。
日光滝尾神社周辺・小倉山自然公園は崖崩れを心配するような危険なところはない。
何度も行った場所ではあるが、下見に行き、そこで旅行者が戻ってきている状況を目にし、開催することにした。
ただ、保護者の中には心配する方もあるだろうと思い、希望者のみという形にした。全員希望であったが。
新1年生10人も全員参加することになった。

今年の夏の上演劇は『怪談の多い料理店』、第6話のタイトルは『幻の森』。
七つ森中学校に幻の森が現れるという話だ。
私は劇を上演するときに、部員が世界を共有することを大切にしている。
今回は学校に現れる森を共有してほしかった。そして、共有する森を日光に求めた。

日光の素晴らしい森に、ただ行くだけではもったいない。
それで今年も鳥や花を事前学習してから行くことにした。
自分が撮りためている写真を使い、部全体を複数のグループに分けてクイズ合戦をする。それを何回か行った。
驚いたのは2年生の中に鳥について非常に詳しくなっている生徒がいたことだ。
「鳥博士」というあだ名がついてもいいくらいに豊富な知識を身につけていた。

楽しみながらたくさんの鳥を覚え、それぞれが見たいあこがれの鳥を決めた。
鳥も目的の場所に行って間もないうちは、「鳥だ」「また鳥だ」で面白いが、それだけでは1日興味を持続するのは難しい。
「オオルリだ。何てきれいな青なんだ」「キビタキだ、黄色がきれい」「このスミレはヒナスミレ、そしてこれはエイザンスミレ」
、ただ名前を覚えるだけではなく、それぞれの美しさ素晴らしさまで感じるレベルまで高めた自然観察は面白い。
感性も磨かれ、それが演技の向上にもつながる。

さて昨年、上級生全員がオオルリを見ているので、今年のあこがれの鳥はミソサザイが多かった。
ただオオルリは美しい。何度見ても美しく心ときめかされる鳥だ。
生徒たちもそうあってほしかった。

今年は観察を始めてすぐオオルリが見られた。みんな大喜びだった。
そして、今年はもう一つの青い生き物を見ることができた。
それはトカゲ。学校でよくみかけるトカゲは正式名称・カナヘビ。青い尾をもってはいない。

Shizengekijo_tokage1_2青いトカゲを見るのは全員初めてということで、みんな大喜び。
はじめは怖がっていた生徒も、先輩が全然怖がらなく「かわいい、かわいい」というので、
そんなものなのかなと思い次第次第に「怖い」が「かわいい」に変わっていった。あこがれである先輩の影響力はすごい。
私は部活のこんな空気が好きだ。

ヒトリシズカの花も見ることができた。
この花は第6話に七つ森に伝わる伝説として出てくる花。
この時点では登場が決まっていなかったが、全員がこの花を見ることができたこともよかった。

実は、今回の自然劇場の中で、今まで出会いたいと願いながらも出会えないでいた植物のひとつに出会った。花はまだ蕾の状態だった。私は部員にすてきな秘密を話すように、その植物について話した。「これはずっと出会いたいと思いながら、出会えないでいた植物なんだ」Shizengekijo_ko
私はどうしてもその花の写真が撮りたくて、翌週再び日光を訪れ、その花の写真を撮った。地味だけど美しい花だと思う。
この花の名前はここに書くと検索にかかるので、書かないでおく。

※写真はこの日に撮ったものではありません。この日のイメージにあったものを選びました。 撮影者…斉藤俊雄

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