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2011年2月に作成された記事

2011年2月27日 (日)

運のゲーム

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運のゲーム
Golf is a game of luck,
and the more you practice,
the luckier you get.
(ゴルフは運のゲームだ。そして、練習すればするほど幸運は手に入る)

 これは、2011月1日の読売新聞夕刊で道尾秀介氏が有名なプロゴルファーの言葉として紹介したものだ。何度か直木賞の候補にのぼり、とうとう賞を受賞した彼が伝えたいと感じた思いをよく表していると感じる。

 昨日、久しぶりに埼玉県のとある場所に鳥を見に出かけた。そこで珍しい鳥に出合った。その名はキレンジャク。キレンジャクは黄レンジャク。尾の先が黄色いことからその名が付けられた(ちなみにレンジャクは連雀。キレンジャクとそっくりで尾の先が赤いヒレンジャクという鳥もいる)。埼玉県で出合ったのははじめてだ。

 情報もなしに出かけた場所で、珍しい鳥に出合えるのは運である。そして、その鳥が写真映えする場所に止まってくれるかどうか、そしてすてきなポーズを撮ってくれるかどうかも運だ。昨日は梅の花に囲まれた場所に止まって格好良くポーズを決めてくれた。運がよかった。

 「鳥見は運のゲームだ、そして、経験を重ねれば重ねるほど幸運は手に入る」と言えそうだ。この言葉、後半の言葉を少し変化させることで様々なものに当てはめることができるかもしれない。写真にも、そして演劇にも。

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◆写真 キレンジャク 平成23年2月26日(土)撮影 埼玉県

2011年2月26日 (土)

春一番、吹きましたね

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 昨日、今年初めての春一番が関東地方で吹いた。
夜、受信トレイを開くとこんな件名のメールが届いていた。
「春一番、吹きましたね」
私たちの上演劇『春一番』を観てくれた方からのメッセージだった。
なんか心の中があたたかくなった。
春一番が吹いた日に、私たちの『春一番』を思い出してくれる人が
この世界にいることが嬉しい。

◆写真 エナガ (撮影 平成23年1月 山梨県)

2011年2月24日 (木)

画像検索 

 私は2つのブログを書いている。1つはこの「幻の森通信」、もう一つは「いきものがたり」。訪問者数は圧倒的に「いきものがたり」の方が多い。「いきものがたり」の最後のブログを書いてから2年間が過ぎた。全く更新していないのに今でも1日100人以上が訪問している。Pict005111

 昨日その理由の1つがわかった。

ココログは様々なリサーチ機能がついている。この1か月で一番訪問数が多いのは「ギンリョウソウ」について書いたブログだ。私はGoogleでギンリョウソウを検索してみた。そして、画像検索のトップで紹介されている写真の1つに自分が撮影したものとそっくりの写真を発見した。それをクリックしてみると、私のブログ「いきものがたり」が立ち上がった。そっくりなのではなく、私が撮影した写真だった。

Img_8318ed その他のアクセス数が多いブログで取り上げた生き物名を検索してみた。そのうちの多くで、私が撮影した写真が画像検索のトップに掲載されていた。画像検索のトップに掲載されているのはハンミョウ、ヒメツチハンミョウ、スイバ、ジョウザンミドリシジミ、エビネ、キンエノコロ、キバナノアマナ、ミヤマシロチョウ、ミソサザイ、アオカナブン、イチリンソウ、チングルマ、ミゾソバ(以上2011年.2月24日現在)。 その他、赤とんぼ、春蘭の検索で現れる画像でもトップに紹介されている。おそらくこの画像検索から私のブログを訪問する人が多いのだろう。

 このところブログでの写真紹介は、停滞しているが、写真は撮り続けている。私が演劇について書く文章は硬くなりがちである。その文章に一見全く関係がないと感じられる写真を挿入してはどうだろうか。奇妙奇天烈なブログになるかもしれないが、次のブログ記事から試みてみたい。

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画像 上~ギンリョウソウ(銀龍草)  中~キンエノコロ   下~ミソサザイ

いずれも画像検索で紹介されている写真。

2011年2月20日 (日)

ジャパンライム株式会社によるDVD撮影

 2月19日(土)、ジャパンライム株式会社によるDVDの撮影が終了した。9時30分に撮影が開始され17時30分に生徒による練習風景の撮影が終了した。その後、私のインタビューとなり全てが終了したのは19時だった。

 スポーツ、芸術全般の指導DVDを制作しているジャパンライム株式会社が学校演劇に関するDVDを制作するのは私たち久喜中が初めてであるという。

 「1番でなくてはだめなんです」とは思わないが、この分野での初めてのDVD制作に私たちを選んでもらったことはとってもとっても嬉しいことだ。どんなDVDが生まれるのか、今から楽しみである。完成は今年の12月以内を予定しているとうかがった。

2011年2月11日 (金)

春一番に向かって歩く(「演劇と教育」2009年8+9月号)

「春一番に向かって歩く」(「演劇と教育」2009年8+9月号)を紹介します。

2日間
よしだし
感情に台詞をのせる
モティベーション
「あこがれ」から「できる」に
最初の上演まで
春一番に向かって

◆◆◆◆

 この夏、久喜中学校演劇部は『春一番』を再び上演する。今、思い出深い『春一番』というドラマを振り返ってみたい。そして、同時に今を見つめてみたい。

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2011年2月10日 (木)

『春一番』あとがき(『演劇と教育』2008年10月号)

『春一番』あとがき(『演劇と教育』2008年10月号)

◆◆◆◆◆

  「中学生は変わった」と耳にすることがある。そしてその言葉は「昔と較べて悪くなった」という響きを伴っている。時代と共に人間は変わる。それは当然だ。しかし、その変化は悪いことばかりなのだろうか、私は「No」と主張したくなる。

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2011年2月 9日 (水)

「Yes」から見つめる子どもの劇上演(2004/1 『演劇と教育』)

「Yes」から見つめる子どもの劇上演~ ~私がたどってきた道のり 久喜中学校演劇部を立ち上げるまで~(『演劇と教育』2004年1+2月合併号)を画像を加えて再アップします。

はじめに
屈辱からのスタート
スタート当時の練習
外見的順風満帆
批判
積み木
変化
自然劇場
通過点としての上演
ジレンマ
新たな旅立ち  
おわりに

◆◆◆◆◆

はじめに

「よい劇を上演しようとすることは、子どもにとって有意義か?」

 演劇教育にかかわったばかりの自分は、子どもたちとよい劇の上演を目指すことは、疑いなくよい取り組みと思っていた。しかし、現実はそう簡単ではないらしい。

 即興的な劇遊びのように、「演じるもの」と「観るもの」という関係がない場で、人間関係・コミュニケーションを育むドラマ教育が、本誌でもよく取り上げられる。そうした活動の意義は充分理解でき共感もできる。しかし、そのような実践例や論考の中には、観客を想定しない活動こそが子どもたちの成長をうながすのであって、観客にみせるための「よい劇」を上演しようとする活動は、一人ひとりの子どもの表現を大切にすることより、舞台の「できばえ」の方が優先され、結果として子どもを型にはめてしまうというマイナス要因となることから「No」なのだ、と言わんばかりのものも少なくない。

  更には、観客を想定する教育は人間を育てる教育ではなく、俳優を育てる教育であるというような主張もある。確かにそのような面を完全に否定することはできない。

 しかし、私はそうしたマイナス要因を視野に入れた上で、よい劇の上演をめざすことは「Yes」なのだと主張したい。

 少し遠回りになるが、私の演劇教育のスタートを見つめることから、この試みを始めたいと思う。

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2011年2月 7日 (月)

量より質

 4862501222_2  DVD制作のジャパンライム社から送られてきたチラシの一つに、広島観音高校サッカー部が紹介されていた。そこには「たった週2日の練習で全国制覇を果たした『量より質』の練習内容」と記されていた。「量より質」という言葉に惹かれて『広島観音サッカー部は、なぜ強くなったのか』を購入し、今日読み終えた。

 久喜中学校演劇部の普段の練習は火・水・木・金の週4日の放課後練習のみである。1年を通して朝練は行わない。7月後半に行われる発表会後の夏休みは全休、春休みも関東大会後は全休である。土・日・祝日は原則として部活は行わない。ただし、大会本番一か月前からは休日練習を行う。

 私は小学生の頃『巨人の星』が好きだった。中学生の頃は『キャプテン』が好きだった。今も努力と根性の物語が嫌いということはないが、実際自分がやるとなると話は別。今の私は少ない時間で質の高い練習を行うことに興味がある。

2011年2月 6日 (日)

『魔術』その2

 「第1回埼玉県子ども人権フォーラム」は埼玉県中の小・中・高校生と教員が集まる大きな会であった。会場のさいたま市文化センター大ホールは2000人の参加者で埋まっていた。2階席までいっぱいだった。 

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 劇は好評だった。久喜中では全クラスが道徳の時間にそのDVDを見て、人権の取り組みを行った。県内の他市から『魔術』のDVDを学校で見せたいという依頼が来た。『魔術』を通して人権の取り組みを行ったさいたま市の学校からは、担当教師の手紙とクラス全員が書いた分厚い感想文が送られてきた。それを読んだ私の周りの人たちは大変喜んだ。

 悪意の連鎖を描いた作品が、善意の連鎖をもたらしてくれた。善意の連鎖はいいものだ。

2011年2月 5日 (土)

『魔術』 その1

 自作『魔術』が収録された『たのしい中学校演劇脚本集』(国土社)が出版された。 9784337271517_3

『魔術』は2009年10月に開催された「第1回埼玉県子ども人権フォーラム」のオープニングを飾る劇として県から依頼されて創った30分の劇である。

 実は、この依頼を引き受けるかどうか迷いに迷った。私は文化祭のチーフであり、フォーラムが行われるのは文化祭の3日前だったからである。激務になることは火を見るよりも明らかであった。それは演劇部員にとっても同じである。ただ、その話を聞いた部員達は「やりたい」と言ってきた。その思いに応え、やる決心をした。

 この創作には様々な制約があり、その制約に苦しみもしたが、結果としてやってよかった。
制約の一つは「ネットいじめ」についての劇という指定があったこと。様々なネットいじめの実体が書かれた本を読み、「学校裏サイト」等の現実に触れ、気分が悪くなった。そんな気分での作成は苦しかった。ネットは思いを発信する最良の道具だと思うが、思いの中には悪意もある。ほんのちっぽけなことから始まる悪意の連鎖は恐ろしい。

 私は安易にいじめが解決する劇は創りたくなかった。私が創りたかったのは、劇を見終わった後、観客の中で続いていく劇であった。そのためこの劇は「どうしたらいい」と主人公が問いかける形で終わらせた。

 『魔術』は七つ森の子どもたちシリーズの8作目に当たる作品である。主人公の麻由美は『なっちゃんの夏』に笑いを忘れた少女として登場する。私は『魔術』でそのきっかけとなった出来事を描いた。

2011年2月 2日 (水)

私が選んだ花

 外山滋比古『ライフワークの思想』を読む。

 彼はライフワークを、「文字通り生涯の仕事であって、晩年になって初めて結実する」と定義している。ライフワークを何にするかは「様々な花からみずからの好むものを選び、その次に、どうしたらそれを自分の力で咲かせることができるかを考える」必要があるという。

 私はすでにその花を選び終えている。私が選んだ花は演劇、それも中学生のための演劇である。それが、私が選び咲かせたいと願っている花だ。多くの人が知らずにいる、その魅力を伝えたい。

 絶妙なタイミングでジャパンライム株式会社から演技指導用DVD制作の協力依頼があった。タイトルはまだ確定したわけではないが、現段階の仮のタイトルは『久喜中学校・斉藤俊雄氏にみる演劇指導術』。

 ジャパンライム発行のカタログやホームページで、現在発売中のDVDのラインアップを見て驚いた。全国高等学校総合体育大会サッカー競技大会で全国制覇の広島観音寺高校、一昨年の紅白でいきものがかりのバックコーラスを務めた合唱の豊春中、全国吹奏楽コンクール金賞20回の習志野高校吹奏楽部などなど。

 それぞれのジャンルの猛者が選抜されている中に、久喜中を加えてもらえたことは光栄だ。

 外山滋比古『ライフワークの思想』には酒について次のように書かれている。

 「酒は一日にしてできるものではない。ねかす発酵のための時間が必要だ。朝から晩まで酒のことばかり考えて、一日に何度も桶の中をつついたりしたら、かえって酒にはならない」

 発酵の時間は十分だったか問われれば、簡単にイエスと答えることはできないのだが、そろそろ酒として出す時が来たと思う。その酒がおいしいかどうかはわからない。しかし、私は発酵させてきた酒を倉から出すことにした。

 自分の指導法が演技指導に思い悩んでいる人たちにとって福音となるとよい。撮影は2月19日(土)、久喜中学校で行われる。

2011年2月 1日 (火)

充電期間と50歳

 ファーブルが『昆虫記』の第1巻を書いたのは55歳の時であった。ファーブルはこの年、肺炎にかかり重体に陥った。多くの人がファーブルはもう駄目だと思ったという。しかし、彼は回復を遂げた。そして、昆虫記は生まれた。彼は長すぎると言っていい充電期間を経て傑作『昆虫記』を書き始めた。しかし、それは生まれない可能性もあった。

 私は50歳になる前の数年を充電期間と決め、ブログを書くことよりも充電することに力を注いだ。しかし、50歳は若くはない。充電はし続けながらも、それ以上に放電する時が来たのではないかと思う。放電せずに終わりたくはない。自然科学の法則とは違い、放電したからといって自分の中にあるエネルギーが弱まる心配はない。

 最近50歳を超えてから大きな仕事をした人の人生が気になるようになった。その一人がアンリ・ファーブルだ。私が『昆虫記』を面白いと感じるのは、それが単なる昆虫についての科学的な記述ではなく、そこに彼の人生と思想が語られていることによる。ファーブルにとっての昆虫は、私にとっての演劇なのだと思う。演劇とその周りにある世界の魅力を語っていきたいと思う。

 50歳になり、人生本当に面白いのはこれからだと思っている。

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