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2011年1月19日 (水)

苦しい時こそ我が見せ場5 涙

 発表当日、荷物の運搬のため8時15分に学校に集合した。幸いなことに、インフルエンザの感染者は増えていなかった。

 9時に3年生2人が合流。全員を集めて今日の流れを説明する。インフルエンザにかかった生徒の役は、台詞がある部分は昨日依頼した1年生に演じてもらうことを確認。オープニングの集団演技は3年生2人に入ってもらうことを確認。音響はここ数日、音響を担当してきた2年生が担当することに。そして、それを3年生がフォローすることにした。また、万が一のため、3年生にプロンプターを務めてもらうことを依頼。昨日の今日で台詞を間違えずにいうということはそんなに易しいことではない。演劇人生で初めての決断だった。

 午前中の他校の発表時、いつもなら必ず全員が劇を鑑賞するのだが、今回は代役を立てる場面に関わる生徒は楽屋で劇の練習をさせてもらった。

 そして、本番。彼女たちは演じきった。うれしいことに、プロンプターの出番は1度もなかった。代役の1年生は、台詞を間違うことなく言えたのだ。面白いことに、もともとの自分の役もうまくなっていた。劇の終盤、観客席は静かな感動に包まれていた。自分の舞台を見ている時はいつも冷静でいるつもりの自分も、今回ばかりは最後の最後の台詞の後、熱いものがこみ上げてきた。舞台裏を知らない観客が、舞台裏の苦しさを感じることなく劇を観てくれたことがうれしかった。

 そして、関東代表校の発表。久喜中の名前が呼ばれた時、涙を流したのはここ数日代役を務めてきた1年生の2人だった。2人とも口には出さなかったが、かなりのプレッシャーがかかっていたのだろう。そして、前部長の目に涙が。休むことを余儀なくされた生徒が、関東で仲間と発表できることがうれしかったのだという。そして、その涙を見た現部長の目からも涙がこぼれていた。静かな涙の連鎖だった。

 これを書き終えて、再び思う。「よく乗り越えたなあ」と。

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