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2011年1月16日 (日)

苦しい時こそ我が見せ場3 インフルエンザ

 1月5日が最初の通し練習。ただこの日は発熱で一人欠席した。1月6日ははじめて全員揃っての通しとなった。そして、1月7日、新たに2年生1人が練習中熱っぽいと訴えてきた。すぐに帰宅させたその生徒はインフルエンザと診断された。1月7日は1年生に自分の役プラス欠席者の役を演じてもらい、通し練習を行った。欠席者の代わりに役を演じる一年生も、必死で台詞を暗記し対応してくれたが、それでも急に覚えたセリフでリハを演じるのはかなりのプレッシャーを受け、通し練習終了後思わず泣き出してしまった。もちろんみんなで励ました。
 1月8日も同様の練習となった。1月9日、本番前日、更に一人発熱するものが出て通し練習は2人を欠いた状況で行わざるを得なくなった。毎回全員キャスト全員スタッフで望んでいる私たちにとって、次から次へと大きな壁が立ちはだかる。二役を演じることになった一年生が途中着替えが間に合わず、本来の役での登場場面に出ることができなかった。欠席者の一人が音響を担当していたため、新たな音響担当者をキャストの中から選んだ。自分の出番が終わると音響卓に駆けつけ、再び自分の役を演じるという、慌ただしさが生じることになった。
 そして、9日の午後、更なる一人がインフルエンザにかかったという報告が届く。次々と発熱していく生徒が劇の中心を担う2年生であることがボディーブローを越え、アッパーカットとなって襲いかかってきた。17時過ぎのことだった。そのことを知った現部長から「上演辞退ですか」と涙ながらの電話がかかってきた。もし上演辞退をしたならば、上演できなかったものの心にずっしり重いものが残る。インフルエンザにかかった生徒の心にも。
  私はきっぱりと言った。「心配するな。まだウルトラCが残っている」。この「ウルトラC」はこの時突然思いついたわけではなく、数日前から最悪の事態を想定し、その対処として考え抜いたことだった。部長に言った「3年生に舞台に立ってもらう。これから俺がお願いする」。
 この時の自分は、ウィルスの潜伏期間を考慮し、明日までに更に何人かがインフルエンザで休むことになるという事態を想定していた。

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