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2011年1月28日 (金)

こんな表現あり?

 「事前に脚本を読んで、いったいどのように演出するのだろうと思って観ましたが、この脚本からは想像のつかない演出でした。えっ、こんな表現がありなの、そう感じました」

 これは、関東の予選となった埼玉東部・茨城中学校演劇発表会で上演された『とも』の演出に対しての講評である。

 『とも』を家に例えれば、屋台骨は、現実世界と登場人物の頭の中にある世界が一つの舞台上に共存し互いに影響を与え合うというコンセプトとなるだろう。そこに子どもたちのドラマが加わって一軒の家が築かれる。10年以上前に、ある人の心の中に存在する劇世界を舞台上で表現する劇を2本作成した。『雪物語』と『森の交響曲』という作品だ。そのときは、劇世界を思い浮かべる人は舞台端の目立たないところに座っていた。一昨年の11月に上演した『魔術』で、私は劇世界を思い浮かべる人を舞台中央に位置させた。今回の『とも』はそんな試みを更に発展させた劇だ。さてそれはどんな家になったのだろう。

 他校から寄せられた感想の多くは「感動した」であったが、次に多かったのが、「話がわかりやすかった」という感想だった。

 多くの劇に触れていない中学生からは「わかりやすい」という感想が届き、多くの劇に触れた人からは「こんな表現がありなの」といった感想が届く。「わかりやすい」と「こんな表現ありなの」の共存。この共存も劇の狙いの一つだった。これってあり、という作りでありながら住みやすい家。そんな家になっているといい。

 『とも』は1月30日(日)15時、久喜総合文化会館小ホールで上演される。入場無料。是非観にいらしてください。

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