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2009年8月 8日 (土)

東京でのワークショップ その2 台本渡し2日後で通せる秘密

  『春一番』を上演した時、久喜中演劇部は台本の完成2日後に劇を通した。『青空』に取り組んだ時は、本当に切羽詰まった状態だったため、その日の夜に通した。今回の東京でのワークショップはなぜそれが可能かということにも触れるものだった。なぜ、それが可能か。部員は台本が完成するまでに、役柄と自分をすり合わせ、自分なりに役をとらえることを徹底的に行っておく。台本ができた時には、役のイメージがつかめているから、そのイメージをもってはじめから立ち稽古をする。はじめは台詞の正確さを要求しない。とにかく話の流れをつかみ、数々の場面で役として生きることを大切にする。まずはじめに全体像を大雑把でもいいからつかみ、それから細部にこだわっていく。これが私たちのスタイルだ。最初の通しは、台詞がとんでも、台詞を間違っても構わないというスタンスで向かう。台詞をとばしても、台本とは違った台詞を言っても怒る人はいない。正確さより、感情表現を大切にする。こんな感じで行われる初めての通しは、荒削りではあるが、いつも深い感動につつまれる。
  ワークショップで自作『春一番』のワンシーンを、グループに分かれて協同創作してもらった。ワンシーンは作品全体の七分の一。役のイメージと話の内容を理解したら、台本は置いてそのシーンを演じる。約1時間でそのワンシーンが形となっていった。その7倍で全体ができると考えると、台本渡し2日後の通しという事実を理解してもらえたのではないかと思う。
 発表にたどり着くまでには様々な方法があってよいと思う。ということは、私たちのような方法があってもよいのだと思う。ワークショップに参加した中にも、このようなやり方が向いている学校があることだろう。

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