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2009年8月 9日 (日)

東京でのワークショップ その3 モティベーション

 演劇と教育8・9月合併号に全劇研上演劇『春一番』への取り組みが紹介された。タイトルは「春一番に向かって歩く」。その中でモティベーションについて書いた部分をここで紹介したい。ここで紹介している取り組みは、東京でのワークショップで行った、グループに別れてある劇のあるシーンを創り、最後にそれを発表し合うというものだ。

  すてきな表現を生む要因の一つはモティベーションの高さだと思う。それぞれのグループが、高いモティベーションを持って、劇を創ろうとする。私が「30分後に発表しよう」と提案すると、「もう少し時間をください」と迫ってくる。他のグループとの競争ではなく、真剣に観て「よし出し」をしてくれる仲間に、少しでもよい表現を見せたいと思うためそうなるのだ。劇を創る楽しさを知り、心に火がついた子どもは伸びる、思いっきり伸びる。中学生はこの程度だろうと多くの大人が考えているラインを遙かに超えて伸びる。特別な力を持った特別な生徒でなくてもである(私は、演劇が好きでさえあれば誰でもと、あえて言いたい)。子どもたちの心に、火をつけるということに関しては、私はちょっと自信がある。

 東京でのワークショップでは、上に書いたようなことを参加した生徒たちに紹介したこともあって、いくつものグループが「あと少し時間をください」と頼んできた。その頼んでくる時の表情がたまらなくよかった。劇の練習をするときに、もっともっと時間がほしいという気持ちは大切だ。もしそれが、終了まで後○○分か、長いな。というようなものであったら、表現が伸びるはずがない。私たちの日々の練習では、あと少しが、15分、30分、1時間と延びていく、時に次の日まで延びることもある。そんな高いモティベーションから生まれた作品が楽しくないわけがないではないか。東京でのワークショップで発表してくれたグループの表現も、それはそれは魅力的だった。

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