フォト

最近のトラックバック

« 尾瀬2日目 尾瀬ヶ原一周  | トップページ | 溝口健二 没後五十周年に思うこと »

2006年9月 5日 (火)

ブルーノ・ムナーリ展-アートとあそぼう-

 8月26日(土)に山形県米沢の上杉博物館でブルーノ・ムナーリ展をみた。
 ブルーノ・ムナーリは私が大学生の時に興味を持ったアーティストの一人である。彼の絵本『霧の中のサーカス』(理論社)は当時の私を魅了した。私は絶版になってしまったこの絵本をどうしても手に入れたく、あちこち探し回ってイタリア語版で手に入れたのだった。『暗い夜に』も私のお気に入りの絵本の一つである(こちらは今でも日本語版を手に入れることができる)。今年、読売新聞に彼が芸術について語った『ファンタジア』の書評が載った時には、それ本が欲しくて欲しくてたまらなくなりすぐに通信販売で購入した。大学生の頃、マジックに夢中だった私が彼の作品に惹かれたのは至極当たり前のことであった。彼の絵本にはさまざまな技巧が施されていたのだ。そう、私はそのマジックに魅了されたのだ。正直な話、現在の私にはその技巧はすこしうっとうしくもある。しかし、私は大学生の私をあれほど夢中にさせたものに再会したいと思った。そんな思いが私を彼の展覧会に向かわせたのだった。
 そして私は展覧会の会場で彼のこんな言葉に出会った。

「子どもたちは私たちの未来を担っているのだから、子どもに心を配ることは最も大切なことなのだ。だから、アーティストが自分の仕事だけにかまけていれば、社会的諸問題の解決に、なんら寄与していないことになる」

 私は教育者であると同時に芸術家でもありたいと思っている。私が今でも彼の芸術に惹かれる理由がわかったような気がした。

蛇足
彼の作品の中で1番気に入っているのは『木をかこう』である。この作品・小学二年生の国語の教科書でも取り上げられている。これを読むとだれでも木がうまく描けるようになる。『木をかこう』はそんな画期的な本である。

◆幻の森通信・目次 →ここをクリック 

◆ホームページ→幻の森

« 尾瀬2日目 尾瀬ヶ原一周  | トップページ | 溝口健二 没後五十周年に思うこと »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/143900/11774470

この記事へのトラックバック一覧です: ブルーノ・ムナーリ展-アートとあそぼう-:

« 尾瀬2日目 尾瀬ヶ原一周  | トップページ | 溝口健二 没後五十周年に思うこと »

最近の写真