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2006年7月に作成された記事

2006年7月30日 (日)

「エルミタージュ美術館秘蔵 エミール・ガレとドーム兄弟」

日本ではまだ紹介されていないガレの作品が展示されるということで渋谷に「エルミタージュ美術館秘蔵 エミール・ガレとドーム兄弟」展を見に出掛ける。

展示の中に「ヒキガエルにトンボ文花器」という作品があった。飛び立つトンボとそれを見つめるヒキガエルが描かれている。ヒキガエルなどというどちらかというと嫌われ者で美という概念から遠いところに存在する生き物に隠された美を発見した、その眼差しに感銘を覚える。生き物全般を愛している私でさえ、ヒキガエルを見るとぞっとすることがある。しかし、そのヒキガエルがガレの手にかかると隠された美が顕在化し、芸術作品の中で命を与えられるのだ。

この作品にはさまざまな解釈があるようだ。解説書にはフィノップ・ティエボーの「(この作品は)飛び立つトンボが表す善と、トンボを追うヒキガエルに表現された悪の力の対立である」という解釈が説得力があるものとして紹介されていた。果たして、そうだろうか。
ボードレールの『悪の華』を愛し、生き物の世界を深い眼差しで見つめていたガレが捕食するものを悪、捕食されるものを善とするなどという凡庸なことを考えたであろうか。

ガレの眼差しは善と悪という二項対立を乗り越えた眼差しであり、そのような眼差しで生み出された芸術だからこそ、彼の作品は私を魅了し続けるのだと信じたい。

森に出掛けるのもよいが、ガレの作品を見に東京に行くのもよい。

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2006年7月29日 (土)

『青空』 横浜での上演

この春に関東中学校演劇コンクールで上演した自作『青空』が横浜の演劇大会で西本郷中学校演劇部によって上演されるという話を聞き、部員を連れて観に行った。

会場のテアトルフォンテがあるいずみ中央駅までは片道2時間、往復4時間かかる、電車賃も馬鹿にならない、しかし…、観終わった後は「来てよかった」という思いで満たされていた。

関東中学校演劇コンクールでこの作品を上演した我が校の3年生2人はラストの10分間感動で泣き続けていた。私まで不覚にも涙を零してしまった。
作者と意図を大切に汲み取ってとても丁寧に丁寧に創られていた。それでいて独自の味付けが見事に施されていた。

『青空』を客観的に見つめることで、よい作品だったのだなと思うことができた。苦しかったがあきらめずに創り上げてよかったと思った。

「関東中学校演劇コンクールは勝敗よりも出会いを大切にする大会です」と何度も何度も語ってきた。西本郷中学校演劇部とは関東中学校演劇コンクールで出会った。このすてきな出会いをこれからも大切にしたい。

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2006年7月23日 (日)

『夏休み』&『サチとヒカリ』

埼玉東部地区と古河市の合同公演が終了した。
久喜中は『夏休み』(作・斉藤俊雄)と『サチとヒカリ』(作・越智優)を上演した。
当初用意していた200席の椅子では足りなくなるほどたくさんの人が隣町の杉戸町にある公民館に集まってくれた。

劇が終了した。観客の目にも上演した生徒たちの目に涙が。
私の好きなとてもすてきな空間がそこに存在していた。

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