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2006年2月 5日 (日)

『学力を育てる』(志水宏吉 著) 叱るのではなく怒る

 『学力を育てる』(志水宏吉 著 岩波新書)には「効果のある学校」=「人種や階層的背景による学力格差を克服している学校」の取り組みについての考察がなされている。そして「効果のある学校」の特徴として「教師がよく怒る」ということが書かれている(それと同時に「教師がよくほめる」ことも書かれている)。

 著者は「効果のある学校」の先生の、「『叱る』ではなく、うちでは『怒る』んです」という言葉を紹介している。最近は生徒が「先生、怒ってはいけないんです、叱らなければならないんです」などと怒る先生を諭すことがあるという。
 確かに憎しみが子供に向けられ、感情的に怒ることがよいことであるはずがない。しかし、子供は叱ることで伝えたいことが伝わるわけではない。人間としてやってはいけないことをしたときは、言葉で言って聞かせるだけでなく、その行為に対して怒っているということを示すことも時として必要だ。

 「子供を大切にすること」と「子供を怒ること」を対立概念としてではなく、同じ方向性として捉えた点に共感する。

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» [教育][BOOK] 志水宏吉「学力を育てる」岩波新書を読みました。 [刮目(かつもく)日記]
ISBN:4004309786:detail  志水宏吉「学力を育てる」岩波新書を読みました。志水さんは,59年生まれ,大阪大学大学院人間科学研究科の教授です。「01年東大関西調査」や「04年学校効果調査」などの学力調査を基に,「効果のある学校」について考察しています。  学力調査から,通塾小学生と非通塾小学生の学力が2極化していることを確かめました。しかし,文化的な環境((「家の人はテレビでニュースを見る」「家の人が手作りのお菓子を作ってくれる」「小さいとき、家の人に絵本を読んでもらっ... [続きを読む]

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