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2006年1月12日 (木)

ハワイで出会った星たち~ハワイ紀行3~

私は星空が大好きだ。今回のハワイの旅では日本では見ることができない、星空との出会いも楽しみの一つだった。ハワイ島は天体観測の好条件に恵まれた場所で、マウナ・ケア天文台がある世界中の天文愛好者に知られた場所だ。日本の大型光学赤外線望遠鏡「すばる」はこの天文台にある。ここは晴天が多いこと、水蒸気が少ないこと、大気が安定していること、夜空が暗いこととなど天体観察の条件に恵まれている。

日本の天文ファンのあこがれの星の一つに龍骨座の一等星カノープスがある。日本の緯度では一月、二月に南の地平線に現れすぐ沈んでしまう。東京では高度二度にすぎず、現在の東京では見ることは不可能といってよい。
星の美しい随筆を書くことで私が敬愛している野尻抱影が、この星と初めてであった日のことを次のように書いている。

私が初めてこの星に対面したのは関東大震災の後だった。まだその頃は東京郊外の駒沢村だったが、夜警をやって、二月上旬の夜、雑木林の凍った路を拍子木を打って歩いていると、園芸学校の南のはずれに、電柱の灯りかと思ったほどの低さに、赤い大きな星を一つ発見した。

私はハワイの空にそのカノープスを発見した。カノープスを見るのは今回が初めて。星が好きではない人には、どれもこれも同じ星かもしれない。しかし、私にとってはカノープスはどの星とも違う、憧れの星なのだ。
オリオン座の下にうねうねと続くエリダヌス座(エリダヌスは神話に登場する川の名前)も、その中に存在する一等星アケルナルも確認できた。アケルナルを見るのもこれが初めて。冬空の銀河は夏のそれと比べ、濃い白色ではないが確認することができた。

日本ではその明るさからなかなか確認することができないオリオンが左手にかけているライオンの皮(オリオンの盾という人もいる)もしっかり見え、この星の数ならギリシア神話のオリオンの姿が浮かんでくると感じることができた。

私は降るような星空が大好きで、『降るような星空』という劇を書いた。ハワイ島で大好きな降るような星空、そして初めて見る星たちに出会えてよかった。

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