フォト

最近のトラックバック

« 富嶽三十六景 | トップページ | オオタカ現る! »

2006年1月15日 (日)

贅沢は素敵だ ~ハワイ紀行6~

『いまなぜ青山二郎なのか』(白州正子 新潮文庫)に青山二郎の次のような言葉が紹介されている。

「ぜいたくな心を清算する(はぶく)要はない。ぜいたくに磨きを掛けなければいけない」

PICT0049  ハワイの旅は贅沢な旅だった。一番の贅沢はハカラウ森林国立野生動物保護区というハワイ固有の生物が生息している場所に、数え切れない観光客の中で妻と二人だけが訪れ、森を独占できたこと。

 次は世界で一番活発に活動しているキラウエア火山で溶岩を肉眼で見ることができたこと。私たちにふさわしい贅沢だと感じる。
山肌を流れる溶岩に向かって1時間程度歩いたが、現在は溶岩まで近づくのは一日の旅では難しいようだ。ハワイでは溶岩に近づくことは禁止されていないというところがすごい。生命を落とした人もいるという。

PICT0030-1

写真のように溶けたバターのような滑らかな溶岩はハワイではパホエホエと呼ぶ。ハワイの言葉の響きは面白い。

PICT0029-1.溶岩が海に流れ込んでいる所で水蒸気が上がっている。夜になるとこの水蒸気が溶岩の赤い色に染まった。暗すぎて写真には写せなかったが。

PICT0004-1 さて、3番目の贅沢は宿泊したホテル。ヒルトン・ワイコロア・ビレッジというスーパー・メガ・リゾートに泊まった。三棟のタワーが存在し、そのタワーからタワーへ、モノレールやクルーザーボートで移動するという大規模なホテルだった。自然を愛する人の多くは、宿泊や食事で贅沢をすることを避けるのだが、、私たちは自然を愛しつつも宿泊や食事でも贅沢がしたいと考えている。もちろんそれはお金を使うだけの贅沢ではない。贅沢の中で最も重視されるのは、心の贅沢だ。

先日上演した自作『青空』は戦争を扱った作品だ。その時代は「贅沢は敵だ」という言葉が庶民に浸透していた時代だ。贅沢が敵であるその時代は悲しい時代だった。私は「贅沢は敵だ」という標語に「素」という漢字を挿入した人の感性が好きだ。

ハワイの旅は、素敵な贅沢を楽しんだ旅であった。

◆幻の森通信・目次 →ここをクリック

◆ホームページ→幻の森

« 富嶽三十六景 | トップページ | オオタカ現る! »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/143900/8147823

この記事へのトラックバック一覧です: 贅沢は素敵だ ~ハワイ紀行6~:

« 富嶽三十六景 | トップページ | オオタカ現る! »

最近の写真