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2006年1月14日 (土)

ハワイ固有の自然を求めて2~ハワイ紀行5~

PICT0025-1 ハワイ固有の自然が残る森、ハカラウ森林国立野生動物保護区にはオヒヤの木と呼ばれる木が多い(オヒヤという響き、日本人の私にとってはちょっと心地よい響きであった)。その木は年に2回レフアという花を咲かせる。木と花が別の名前で呼ばれているのだ。この木と花は、女神ペレがその仲を引き裂いたという悲恋の伝説が存在する。

◆若くハンサムな若者オヒアはがキラウエアの地にやってきたとき、火の神ペレはオヒヤに一目惚れしてしまう。しかし、オヒヤにはレフアという恋人がいた。オヒアはペレの愛を拒む。怒ったペレはオヒヤを木に変えてしまう。嘆き悲しむレフアを、神が可哀想に思い、赤い花にしてオヒアの木に咲かせるようにした。◆

KOWA0011-1_edited そんなオヒヤの森には、スズメ大のかわいらしい鳥ハニークリーパー(蜜吸い)の仲間などがたくさん生息している。私たちはハカラウ森林国立野生動物保護区で3種類のハニークリーパーを見た。その3種類は次のような特徴を持った鳥である。

Amakihi アマキヒ 緑が混じった黄色、黄色が混じった緑といった鳥で。この個体数は多い。
 IIwi イーヴィー(写真…あまりに動きが素早くぼけてしまったのが残念) 全身と嘴の赤い鳥。大きな声でよく囀る。一番見たかった鳥であり、一番個体数の多い鳥でもあった。
 Apapane アパパネ イーヴィーよりも赤みの濃い小さな鳥。

ハワイのハニークリーパーの種類は他の地域と較べ圧倒的に多く、一種から五十種以上に進化したといわれている(ただその多くはすでに絶滅している)。もしダーウィンがガラパゴスよりも先にハワイに来ていたら、進化論はハワイで生まれただろうという学者もいるそうだ。

PICT0040-1

★ ハカラウ森林国立野生動物保護区での探鳥を満喫して車に戻ると、車の下に雛をつれたNene ネネがいた(左写真)。ネネはハワイの州の鳥である。カナダガンが進化(退化)した鳥で、水かきが小さく、飛ぶための胸の筋肉が落ちている。肉食獣のいないハワイならではの鳥なのだ。以前はもっと低い場所にも棲んでいたようなのだが、この鳥もマングースなどの生息する低い場所から追われ、高地でのみ生活する鳥になってしまったようだ。
ネネのたどった道を知って演劇について考えた。水辺で生活することがなくなったネネは、水かきが退化した。渡りをする必要がないネネは胸の筋肉が落ちた。使わないものは退化する。演劇もただその場その場を楽しむ作品ばかりになってしまえば、奥深さを感じることができるような味蕾は退化してしまうだろう。そういう意味で、演劇はネネにはなってはいけないのだと思う。
ただ、ネネはかわいい。特に今回のような子連れであれば、そのかわいさといったら…。

PICT0048-1帰り道、ハワイの山々が夕日を浴び美しかった。
写真はフアラライ山。 朝7時に出発してホテルに着いたのが夜7時過ぎ。12時間のハワイ固有の自然に出会う旅はとても充実したものとなった。Hawai'i Nature Explorersの長谷川久美子さんの「何としても楽しい時を過ごしてもらう」という姿勢は素晴らしい。次にハワイを訪れることがあれば、またお世話になりたい。

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