昨年のこの時期は本当に苦しんでいた。3年担当で進路事務と重なった中での創作。とりあえずの完成は12月25日のクリスマスだった。今年は、昨年の反省を活かし、劇作もオーディションも早めに取り組んだ。しかし、創作というものは時間さえあればできるというものではない。それに今年も昨年に引き続き3年担当。進路事務との重なりで、結局昨年同様の苦しみを味わうこととなった。とりあえずの完成は12月24日のクリスマスイブ。昨年より一日早く完成した。
今回の主人公は関西弁を話す設定なので、24日の午前中、関西出身の部員とその母に台詞を添削してもらい、添削をもとに台詞を書き直してその日の午後1時にプリントアウト、そして印刷。2時に台本を全員に配った。
静寂の中、部員が台本を読んでいく。毎年の恒例行事のようなものなのだが、これは私にとっては部員との真剣勝負のようなもの。その反応は楽しみでもあり怖くもある。部長と副部長の目からあふれ出てくる涙を見ることができて少し安心した。
その日は1時間練習して下校となった。
25日・26日の練習の中で変更すべき点が多々生まれ、27日に新しい台本を配布する。その日の練習で昨年の練習は終了し冬休みとなった。生徒が自分たちで創作する取り組みをずっと続けてきたことが活き、27日には止めながらではあるが台本なしで通すことができた。
新年は1月4日から練習が始まった。この日は午前中練習し、午後初めての通し練習を行う。この通しに、8人が観に来てくれた。第1回目の通しはそれはトラブルだらけではあったが、それでも心に響くものがあったようで、劇の中盤からは一人、また一人と涙をぬぐう姿が増えていった。ただ、上演時間は72分。大幅に台本を変更する必要が生じた。
翌1月5日。大幅に内容を削ったため、変更後の台本を配布する。午前中は変更した内容を覚えることで時間を使った。その日の午後の通しには、昨年の卒業生が家族で観に来てくれた。そして、親子で涙を流し、家族全員が元気をもらったといってくれた。ただ、大幅に内容を変更したにもかかわらず、上演時間は65分。更なる台本の変更を余儀なくされた。
1月6日、上演時間は59分58秒だった。
1月7日も8人が観に来てくれた。そのうちの3人が2回目の見学となったが、2回目でも感動は減らなかったということが嬉しかった。感想で「何度も何度も観たい」と言ってくれたことが嬉しかった。上演時間は58分台となった。
それにしても、観客の感想はみんなあったかい。そのあったかい感想に触れて部員の心も私の心もあったかくなる。元気になる。
さて、いよいよ明日が本番だ。あったかい劇になればいい。元気の素になればいい。