2008年6月 9日 (月)

関東中学校演劇コンクールでの『春一番』 感想の紹介その3

 関東中学校演劇コンクールでの「春一番」について、感想が書かれているブログをみつけました。関東中学校演劇コンクールで審査員を務められているプロの劇作家・演出家Iさんのブログです。

  3月27・28の両日、横浜桜木町にある神奈川県立青少年センターで、関東中学生演劇発表会がありました。今年で6回目なのですが、回を増すごとにレベルが上がり、出場校どうしがお互いを刺激しあいつつ盛り上がっている感じがして、とても爽やかないい雰囲気の大会になりつつあります。

  二日間のラストに演じられたのは埼玉の久喜中学校の「春一番」。これはね、演劇をやっている中学生には是非見てもらいたい劇でしたね、というか、演劇やっていない中学生にも、いえ、中学とか演劇とかに関係ない大人にも見せてあげたい、本当に素敵な素敵なお芝居でしたね。…と、こう書き出しただけで、演じていた中学生の表情とかが頭の中に漂い始めて、思わず目の裏がウルウルしてきます。

 6月7日(土)に、さいたま市大宮地区の講習会に招待され、おそらくこのメンバーでは最後となる「春一番」を上演しました。この夏は、「なっちゃんの夏2008」を上演します。上演は7月19日です。

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2008年5月 3日 (土)

関東中学校演劇コンクールでの『春一番』 感想の紹介その2

 関東中学校演劇コンクールでの『春一番』に寄せられたアンケートを紹介します。今日紹介するのは、長崎からわざわざ見に来てくれた先生から届けられたものです。長崎でこの2年間、生徒と私の作品に取り組んでいる先生です。

フレーフレー久喜中演劇部。はるばる長崎からやって来たかいがありました。あとから、あとから感動が押し寄せてきて、涙が止まりません。春風に乗せて人のあたたかさを運んできてくれたような、胸が熱くなる劇でした。ありがとうございました。

 長崎からわざわざ横浜まで来てくれた方が、よかったと思ってくれたこと、それが私たちにとってよかった、そう思います。

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2008年4月29日 (火)

関東中学校演劇コンクールでの『春一番』 感想の紹介その1

 関東演劇コンクールが終了して2ヶ月がたとうとしています。学校の屋上から「祝・関東大会最優秀賞 演劇部」という垂れ幕がかけられました。

 さて、次の劇へと向かう前に、関東演劇コンクールで上演した『春一番』を見つめ直してみたいと思います。今日は、私がブログで見つけた感想を紹介します。感想を書いたのは以前私が立ち上げた劇集団・幻の森に参加したメンバーです。


さて、今日も関東中学校演劇コンクールに行ってきました☆2日目の今日も、様々なジャンルの作品が繰り広げられました。中学校演劇が、少しずつ進化していると、今日も感じました。

最優秀賞は、久喜中学校『春一番』。久喜中学校といえば、斉藤先生です。
毎回斉藤先生のマジックで、心がほんわかしているあたしですが、今回はもう、なんというか脱帽でした。恐れ入りました、と言うのが本当に素直な感想です。

最優秀賞と優秀賞の違いを探すなら、まさに斉藤マジック。演じている者たちが、どれだけそこ(舞台上)で生きられるか。その世界を本気で信じて、本気で生きること。それが、決定的な違いだと思います。

登場人物達の心が大きく揺れ動く時、観客の心も大きく揺れ動きます。それが普通です。
でも、『春一番』は違いました。
登場人物たちの心に、誰かの優しさとか、愛とか、そんなあったかいものが流れて染みている時に、演じている人たちの心にも染みていて、それが観客にも染みてくる。

大きく揺れ動いて涙を流すのは簡単です。心に染みて、染みて染みて涙を流す。大きな事件が起きているわけでもなく、誰かが死んだわけでもない。ただ、誰かのあったかいところに触れた。それだけで、人は涙を流すんですね。
あたしの心にも、春一番。優しく吹きました。

 「心に染みて」の繰り返しが、私の心にも染みてきました。そう、私たちは熱演という言葉で表現されるような舞台ではなく、ただ心に染みる舞台を創り出したかったんです。

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2008年4月27日 (日)

沼田市での講演 「演劇を用いた青少年育成事業に対する理解と意識向上」

 平成20年4月19日(土)沼田市の青年会議所の方々からの依頼で講演を行ってきました。題名は「斉藤俊雄氏が贈る演劇マジック 見つけよう!キミの魅力」サブタイトルが「演劇を用いた青少年育成事業に対する理解と意識向上」。トータルで約1時間20分、質疑応答も含めると1時間30分、話をしてきました。子どもたちとその保護者、青年会議所の方々という様々な世代が楽しめる話ということで、頭をフルに活動させて構成しましたが、その成果はあった気がします。
  沼田へは妻と車で出かけました。沼田に着くまでの間、話の内容を妻に語り続けました。妻が実に面白がって聞いてくれたため、沼田までの時間が短く感じられました。
 話の内容は大きく分けて3つです。第一部「青年会議所とのコラボレーションの紹介」、第二部「『夏休み』とは何か」(『夏休み』は昨年・今年と2年連続で沼田市の青年会議所の企画で劇団「夢の架け橋」が上演する私が創った劇)、第三部「積み木を積むことの大切さ」(紹介すると長くなるので割愛)。途中私の趣味であるマジックを紹介するなどして、飽きが来ないための工夫も施しました。

 話が終わった後、『夏休み』に出演する方が、私に挨拶に来てくれました。そして、話を始めたとたんにその方の目に涙が…。私の心も震えました。言葉は必要ありませんでした。

 今年の10月5日。私は『夏休み』をみに、再び沼田を訪れます。それまでにどんな積み木が積まれ、どんな劇が生まれるのでしょう。今からわくわくしています。

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2008年2月26日 (火)

暴風の日光

 先週は、体調が悪く何とか仕事場に出かけるという状況だったが。週末に体調が戻ってきたため、どこかに行きたくて仕方がなくなった。
 ということで2月24日(日)、強風の中、日光に出かけた。
 雪の中の鳥の写真を撮ろうと思った。それと、集中して英語の学習をしたいと思った。
東武日光線の快速に乗って、いざ日光へ。
 電車の中というのは学習に集中できる場所である。学習は大変はかどった。途中、強風による倒木のため今市市の手前で列車が30分近く停車した。しかし、学習に集中しているため、停車時間は気にならなかった。予定より、30分遅れて、日光に到着した。その時点では、杉並木が倒壊するほどの強風が吹き荒れていたということは知らなかった。バスで奥日光まで行こうかとも考えたが、列車が遅れたことと、6時までに戻らなければならない用事があることから、小倉山周辺を歩くことにした。小倉山周辺の遊歩道は、風で飛ばされた枝が折り重なっていた。さすがに、これはちょっと危険かもしれないという思いが頭をよぎる。鳥も風に飛ばされ、写真を撮るような状況ではなかった。が、そんな状況も面白いと写真を撮ろうとしたが、自分までも飛ばされそうで、鳥にピントを合わせるどころではなかった。
 このようなところに長居は禁物と、早々に引き上げることにした。そして…、駅に着くと東武線は全面ストップ。復旧のめどは立たないという放送が流れていた。JR日光線の振り替え運転が行われているというので、JR日光駅に向かった。JRにも遅れが出ていたが、なんとかかんとか自宅にたどり着くことができた。最近は、このような状況にもいらいらしないで済むようになった。列車が動かないことにいらいらするかわりに、列車が動かないことで集中して学習できる時間が増えたと考える。列車や駅の待合室というのは本当に集中のできる場所である。先日は、あまり集中しすぎて、目の前に到着した列車に気がつかず、更に1時間次の列車を待つという嬉しい状況を生み出したりもした。
 夜のニュースで強風がもたらした惨状を見て、ちょっと日光にでもというのが、危険と隣り合わせの軽率な行動だったと認識した。 妻は東武野田線を使いさいたま市まで出かけようとしたが、強風と沿線火災で線路上で途中下車を余儀なくされるという体験をしたようだ。
 落ちはというと、まっ、二人とも無事でよかったということです。

 撮れた写真は自宅近くでも見られる鳥ばかり。それはそれでいいのだが、わざわざ強風の中、日光に来たのだから……。下のようなコゲラの写真が撮れた。

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2008年2月23日 (土)

『春一番』 市民芸術祭を終えて

 2月10日(日)市民芸術祭が無事終了しました。9日(土)のリハーサルを含め、すてきな2日間でした。リハーサルでは舞台の方から素晴らしい劇との評価をいただきました。以前、私の劇の照明を担当してくださった方が私の劇のリハーサルを観に来てくれました。その方は劇の途中、涙を流し、劇が終わった後は絶賛してくれました。関東も観に来たいとのこと、うれしい限りです。
 そして本番。舞台と客席が一体となっていることを感じることができました。横浜からわざわざみにきてくださった先生からすてきな感想をいただきました。

久喜中生からのアンケートにもすてきな言葉が書かれていました。そのうちの一つを紹介します。

一度、久喜中で『降るような星空』を見せていただいたので、今回の劇もきっと感動させてくれるのだろうと期待していました。母と一緒に見に行きましたが、母も感動したといっていました。笑えるところは、ものすごく笑ったし、泣けるところはボロボロ泣いてしまいました。私が今3年だからということと関係があるかもしれませんが、目の前に迫ってきている「卒業」や「受験」といった話が、身近に感じられました。台詞一つ一つが繊細で、強がっているけれど、心のもろさというか弱さとか、たくさん色々なことが交錯して、舞台に釘付けになりました。帰るとき見た(みなさんの)劇をやりきったというすがすがしい表情と「ありがとうございました」という声になんだかいいなぁと思いました。今回は楽しい時間をありがとうございました。

 昨日は、長崎県の学校で私の劇を上演してくれている先生から電話がありました。なんと長崎から関東大会で上演する私たちの劇を観に来てくださるということです。長崎からはるばる来てよかったと思えるような、そんな劇を上演したいと思います。

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2008年2月 3日 (日)

学び ~たとえば四万温泉で~

Img_2434_3   よい仕事をするためには勉強をしなければならない。常に勉強をしなければならない。ただ、その勉強が狭い範囲に限定されるようではいけない。旅行も行かずに勉強するのではなく、旅行に行きながら勉強する必要がある。旅行に行ったときまで勉強しなくても…、という言葉はあまり意味がない。私にとっては旅も学びの一つであり、旅先の方が学びが捗るという事実もあるからである。特に創作に関しては、旅は最も有効な手段の一つであり、多くの文豪が旅を愛したことも、それと無縁ではない。

 1月19日(土)から20日(日)に妻と二人で四万温泉に出かけた。今回は温泉三昧、料理三昧、勉強三昧が目的。行きの列車はひたすら読書。「脳を活かす勉強法~奇跡の強化学習~」(茂木健一郎)を一気に読み、読了。続いて、「風が強く吹いている」(三浦しをん)を読み始める。

 宿泊場所は四万たむら。ちょっと贅沢な旅館である。とにかく温泉の種類が多く楽しめる。旅館は2時から部屋に入ることができた。すぐに温泉に向かう。そして、もどってからは英語の勉強。脚本作りのため休んでいた、NHKの英会話上級を11月号から2月号までの4ヶ月分一気に読む。頭が疲れたところで再び温泉を楽しむ。入浴後は今度は、脚本の直し。2月10日の市民芸術祭、そして関東に向けて練り直しをする。60分以内という時間制限があるため、10分短くしなければならない。ある程度目鼻がついたところで食事。食事は部屋出し懐石。美味である。 

 食事後は読書と英語の勉強。眠くなったところですぐ夢の世界へ。温泉暖房で夜も快適。
 翌朝は5時に起き、すぐに温泉へ。その後、朝食まで読書。「風が強く吹いている」(三浦しをん)を読み進める。ただ、あまり心が動かない。物語が万引きで始まることが私の心を動かなくさせている。
 チェックアウトは11時。ここの時までに脚本直しが完成する。帰りの列車では「MISSING」( 本多孝好)に収録されている、「祈りの海」と「祈灯」を読む。読書に飽きたら、英語の学習をする。

 私は白州次郎の「贅沢に磨きをかけなければいけない」という言葉が好きだ。高級旅館に泊まるというだけの贅沢などではない。そこで学び、創作する贅沢。そんな自分に磨きをかける贅沢をしていきたい。

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2008年1月30日 (水)

『武満徹対談集』を読んで 長生きする劇について考える

 静かな音が好きだ。最近特に静かな世界に浸りたいと思う。そんな中で『武満徹対談集』(ちくま学芸文庫)を読んだ。

「騒々しいものよりは静かなものの方がちょっと長生きするんじゃないかと思う。それは、物理的な音量の上での静けさじゃなくて、自分と音との関わり方だと思いますね。非常に暴力的に鳴る音の中にどれだけ自分に必要な音を聴くかということかな。(中略)僕はたくさんの中から一つを聴くように努力したいと思うのです」

 心に響いてくる。静かな劇を創りたいと思う。プロの劇も、高校生の劇も、自分が関わっている中学生の劇も、騒々しいものが多い。私はその場その場を沸かせ、あっという間に記憶から忘れ去られてしまう作品よりは、何人かがずっとずっと大切にしてくれる作品が創りたいと考えている。長い歴史を顧みると騒々しいものよりは、静かなものの方がちょっと長生きするのではないかと思う。長生きということが、心に残るということを意味するのなら、自作が少しでも長生きすることを望む。

 今回の『春一番』は静かな劇にしたかった。笑いを一度も求めない劇を創りたかった。しかし、その試みを貫くことはできなかった。オープニングは笑いを求めた。劇が始まって15分後にも笑いに繋がる可能性があるシーンがある。ただ、それは放送部が行う放送の中でのこと。中盤から後半にかけては笑いは一度も起こらないはずだ。意図的に笑いをとることを目指した台詞は、中盤以降は存在しないはずだ。ラストシーンは静かに静かに流れて行く。しかし、その静けさの後ろにはたくさんの複雑な思いが隠されている。そんな騒々しい静けさを描いたつもりでいる。さて、新作『春一番』、どれくらい長生きをしてくれるだろうか。

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2008年1月27日 (日)

『春一番』のイメージ画

私の作品のチラシデザインを長年作成してくれているI先生が、新作『春一番』のイメージ画を描いてくださいました。そうなんです、『春一番』はこんなイメージなんです。

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2008年1月26日 (土)

『春一番』に寄せられた感想 その2

先日上演した『春一番』の感想が、メールという形で届けられました。差出人は高校3年生でした。私たちが久喜市ではじめて合同発表会を行ったとき、その発表会に参加した隣の中学校の演劇部員だった方です。心があたたかくなるその感想を紹介したいと思います。

 『春一番』、心が温かくなる作品でした。最初の「恐怖のバレンタイン」( ※お昼の放送の中で演劇部が紹介する次回の上演劇のタイトル …作者注 )から一気にお芝居の中に連れて行かれ…(笑)感激しながら、本気で笑っていました。 「ときめきよろめきフォトグラフ」の鼻血のくだりにしろ、先生の脚本の笑いの部分が好きだったりします(勿論、シリアスなシーンも好きなのですが!)。キャラがしっかりと出来ていて、部員さんひとりひとりがとても楽しんで演技をしているのが印象的でした。みんな若いですね(笑)。
 私は高校でも演劇部に所属していたのですが、今は引退してすっかり演劇をする機会がなくなってしまっていたので、お芝居を見ていて、すごくうずうずしていました。
 会館の設備は、確かにあまり演劇に適している場所ではないと思いましたが、生徒たちや先生方が工夫して演技や演出をなさっていて、素敵だなと思いました。私は、杉戸の公民館や、この発表会のアットホームな空気が大好きです。

 そうなのです。私たちが合同で発表をしている場所は、一般的な概念では演劇にふさわしい場所ではないのです。カーテンは遮光性がなく、会場はすべての電気を消してもかなり明るい状態です。暗転とは名ばかりで、役者が動いている状況がはっきりくっきり見えてしまいます。舞台は狭く、天井は低く、袖は下手だけで、上手は出入りができません。でもここでは、大ホールでは体験できない、観客席と劇を共有する感覚があるのです。観客は役者の目から落ちる涙のしずくを観ることができます。細やかな表情を楽しむことができます。役者は観客席から聞こえてくるすすり泣きの声を聞くことができます。私は、そんな空間が大好きです。

 さて、彼女からのメッセージはラーメンズにも言及されていました。

 幻の森通信を拝見して…ラーメンズの文字を見つけ、思わず食らい付いてしまいました(笑)ラーメンズ、私も大好きなのです。私の家でも、家族総動員でファンになりました。語彙力が無いので上手く表現できないのですが、彼らの作品はただの『笑い』だけではなくて、見ていてすごく惹きこまれます。小林賢太郎さんの才能には脱帽です。

 劇を通して対話ができる。ブログを通して対話ができる。私はこのようなすてきなメッセージに触れ、合同発表会を立ち上げてよかったと思いました。

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2008年1月25日 (金)

回顧2007 旅

昨年の一年間の旅を記録してみた。★は登山、○はハイキング、自然観察。

1月
  ○六義園~明治神宮(東京) 
     ルリビタキ♀、オシドリを観察
2月
  ○小淵沢(山梨) 
     ミヤマホオジロとオオマシコの写真が撮れた。
  ○上野不忍池(東京)
     カモとカモメを楽しんだ後オルセー美術館展に。
  ○葛西臨海公園(東京)
     タシギなど。
  ○多々良沼(群馬)  
     オオタカ、ハクチョウ3種、ミサゴを観察
3月
  ★ 四阿屋山(埼玉・秩父)
     セツブンソウ、フクジュソウの花を楽しむ。
  ○ 三毳山(栃木)
     カタクリを見に行く。今年は暖冬の影響で花が早い。
  ○田島ヶ原(埼玉)
     サクラソウを楽しむ。
4月
  ★高尾山(東京)
     この日は裏高尾を訪れる。カタクリを楽しむ。
  ★角田山(新潟)
     オオミスミソウ、カタクリ(白花を含む)。瀬波温泉で一泊。
  ★臥牛山(新潟) 
     低山中の低山。コシノバイモ、キバナノアマナの群落。
  ○谷津干潟(東京)
     ダイシャクシギ、セイタカシギなどのシギの仲間。  
  ★坪山(山梨) 
     ヒカゲツツジで最近人気の山。イワウチワも美しい。
  ○三毳山(栃木) 
     イチリンソウの群落。
  ○県民の森~塩原遊歩道(栃木)
     アカヤシオ、オオルリ。大和屋旅館に宿泊。
5月
  ○裏磐梯(福島)
     オオルリ、キビタキ、ミソサザイ。民宿と猫魔ホテルに宿泊。
  ★高尾山(東京)
     今年2回目の登山。
  ○戸隠森林公園(長野)
     マミジロとの初めての出会い。民宿に宿泊。
  ○八方ヶ原(学校平)~沼原湿原(栃木)
     カツラの花が木を赤く輝かせている。
  ★三毳山(栃木)
     頂上まで登る。トンボの数・種類が増えてきた。
6月
  ○奥胎内~福島潟(新潟) 
     アカショウビン初見、オオルリ、キビタキ、コヨシキリ。
           奥胎内ヒュッテに宿泊。
  ★本沢温泉~八ヶ岳【硫黄岳~横岳~赤岳】(山梨)
     ツクモグサ、カモシカ、ホテイラン。
     本沢温泉、赤岳展望荘に宿泊。
  ○入笠山(山梨)
     雨の中の自生のスズラン。雨が激しく登山は断念。
7月
  ★高尾山(東京)
     ミヤマクワガタ、ルリボシカミキリ。暑かった。
  ○小川町オオムラサキの里(埼玉)
     オオムラサキ、ウスバカゲロウの写真撮影に成功。
8月
  ★水の塔山・東篭の塔山・池ノ平湿原(長野)
     高峰温泉で湯につかる。池ノ平湿原で、コマクサ。
  ○四万十川周辺(高知)
     トンボ公園でトンボ多数。
     ホウェールウォッチングでイルカの大群。四万十で2泊。
  ★大菩薩峠(山梨)
     雷に追いかけられて下山。大菩薩の湯に。
  ○葦毛湿原(愛知)
     希少植物多数観察。
  ★雲取山(埼玉~東京)
     雲取山山荘に宿泊。シラヒゲソウ、ミヤマモジズリ。
9月
  ○塩原渓谷遊歩道(栃木)
     タマゴタケ他のキノコ多数。大和屋旅館に宿泊。
10月
  ○栃木のある場所
     タガメを見に行く。生まれて初めてタガメを見た。
  ○湯野上温泉(福島) 
     カンタンの撮影に成功。しかし誤って消してしまう。
  ○吾妻渓谷(群馬)
     今年は紅葉が遅いため、一週間早かった。
11月
  ★一切経山~東吾妻~東小富士(福島)
     浄土平の紅葉は既に終わっていた。登山後、高湯温泉に。
  ★妙義山(群馬)
     紅葉の真っ盛りだった。下山後、妙義温泉に。
12月
  ○石見銀山~鳥取砂丘(島根~鳥取)
     雪の大山が美しい。玉造温泉に宿泊。

 こうやって書き出してみると、ずいぶんたくさんの場所に出かけたものだと思う。こんなに遊んでばかりいては、昨日ブログに書いたような勉強なんて、本当にできたのだろうかと訝る人もいるだろう。しかし、私の勉強がもっとも捗るのは、旅行に出かけたときなのである。仕事(授業)のアイディアも旅行中に浮かぶことが多い。私には遊びと勉強の明確な境界線がない。遊びは勉強であり、勉強は遊びである。英語の猛勉強は旅行先でも行われていた。せっかくの旅行くらいという人もいるが、これだけ旅行に出かけていれば、せっかくというまくらは必要ない。

 自然を楽しみ、写真を楽しみ、山登りを楽しみ、温泉を楽しみ、料理を楽しむ、読書を楽しみ、英語の学びを楽しむ、時として脚本を作り、授業のアイディアを紡ぎ出す。私にとっての旅はそんな楽しみに満ちている。

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2008年1月24日 (木)

回顧2007 人生で一番英語を学んだ一年

 2007年ほど本を読まなかった年はない。いや、そうではない、本は読んだ。しかし、今まで読んできた小説や評論は読まなかった。2007年私が一番読んだのは英語関連の本である。2007年は人生の中で一番英語を勉強した年となった。このブログが長い期間更新できなかったのは、その大半を英語学習の時間にあてたからである。理由は至って簡単。すぐれた英語教師になりたい、本当の意味でプロと呼ばれる英語教師になりたい、そう思ったからである。同時に言葉を見つめていきたいと思った。教師として、そして脚本家としても。英語に本気で向かうことで、日本語を相対的に見つめ直したいと思った。研ぎ澄まされた言語感覚を身につけたいと思った。

 英語の学びの中で続いているものが結構ある。そのうちの一つは英字新聞を読むことだ。THE DAILY YOMIURIの定期購読を始めてかれこれ2年。ほとんど毎日と言っていいほど読み続けている。私の1日は英字新聞で始まると言っても過言ではない。よほど忙しい時を抜かして、少なくともトップニュースは読むようにしている。

 学校への行き帰りの車の中は、英語関係のCDを聞いている。ラジオ講座の「ビジネス英会話」「英会話上級」「徹底トレーニング英会話」をよく聞いている。英検1級関連のCDもよく聞いた。まだ受験には至っていないが、近いうちにと考えている。休みなどは1日10時間以上勉強することも数多くあった。

 英語関係のテレビ番組も、よく見た。2005年までさかのぼるが、毎回欠かさず見てきたのは次の番組。

ハートで感じる英文法   大西泰斗 ポール・マクベイ
ハートで感じる英語塾   大西泰斗 ポール・マクベイ
新感覚☆わかる使える英文法  田中茂範 
新感覚☆キーワードで英会話  田中茂範
英語でしゃべらナイト 

 ラジオ番組は時間的に聞けないので、テキストとそのCDを聞いている。テキストをずっと読み続けているのは次の3つ。

ビジネス英会話
徹底トレーニング英会話
英会話上級

更に、今までの英語教育を根幹から変えることができるという思いから、「ハートで感じる英文法」の大西泰斗の本を買いまくり、読みまくった。読んだ本は次の通り。

ネイティブスピーカーの英単語 1 基本動詞
ネイティブスピーカーの英単語 2 動詞トップギア
ネイティブスピーカーの英単語 3 形容詞の感覚
ネイティブスピーカーの前置詞
ネイティブスピーカーの英語感覚
ネイティブスピーカーの英会話
ネイティブスピーカーの英文法絶対基礎力
ネイティブの感覚がわかる英文法
いつのまにか身につくイメージ英語革命
英文法を壊す
ハートで感じる英文法
ハートで感じる英文法会話編

学びは苦しい、でも楽しい。最近、そんな学びの楽しさがようやくわかってきた気がする。

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2008年1月23日 (水)

回顧2007 心に残ったTV番組 ハゲタカ、点と線…

2007年のTV番組で心に残ったものをあげてみよう。

「ハゲタカ」
 面白かった。これほど次回の放送が待たれるTVドラマが今までどれだけあったろうか。高校時代から経済が嫌いな私は、真山仁の経済小説が原作であるこのドラマを見ることを初めは躊躇したのであるが、読売新聞紙上で激賞されていたので、とりあえずという気持ちで見た。見始めてすぐ、「とりあえず」という気持ちは消えてなくなった。
 予定調和的にドラマが進まない。そのために次がどうなるのか読めない。善と悪が見方によって変わる。ある人は別のある人にとっては善、しかし更に別のある人にとっては悪。勧善懲悪とは対極にありながら、ピカレスクロマンといった悪の物語ではない。善悪を超えたところで人間の魅力が胸に迫ってくるドラマであった。芸術でありエンターテイメントでもある。テレビ番組での最高の栄誉であるイタリア賞を受賞したことに驚きはない。当然だと思う。
 
 日本のテレビドラマのイタリア賞受賞は27年ぶりである。前回の受賞は、『四季~ユートピアノ~』(1980年の受賞作 構成・演出:佐々木昭一郎)。確かにこの作品も素晴らしかった。佐々木昭一郎は私が一番好きなTV演出家。語り出すと止まらないくらい…。そんな彼の作品と肩を並べる作品がこの国に現れるとは(あくまでも賞の上での話だが)。生きているとよいことがある。

「点と線」テレビ朝日開局50周年記念ドラマスペシャル
 松本清張の推理ドラマは、謎解きの素晴らしさは言を俟たないが、人間の描き方も実に見事である。巨悪に立ち向かう一刑事の物語という見方もできるが、単なる勧善懲悪ものではなく、巨悪に属する人たちも実に丁寧にかつ魅力的に描かれていた。原作よし。竹山洋の脚本よし。石橋冠の演出よし。役者はみな達者。前・後編に別れる超大作であったが、時間が経つのを忘れて見た。

「ハイビジョン特集 ファーブル昆虫記 ~南仏・愛しき小宇宙~」
 私の大好きな「ファーブル昆虫記」。その世界をこんなにすてきな映像で見せてくれる番組ができるとは。NHKハイビジョンに感謝。

「数学者はキノコ狩りの夢を見る~ポアンカレ予想・100年の格闘」
 ポアンカレ予想を証明するまでの数学者の格闘、それを解いたペレリマンの人生が描かれる。数学のノーベル賞と呼ばれるフィールズ賞を辞退したあと、彼は人とのつきあいを断って故郷の森でキノコ狩りをしているという。これもNHKハイビジョンの放送。NHKハイビジョン万歳。

 連続ドラマはまず見ない。この1年で見たのは『ガリレオ』だけ。原作者が東野圭吾であることに惹かれ、勢いで見てしまった。心に残る作品ではなかったが、録画して食事をしながら見るには「実に面白い」。そうそうずっと見続けている番組は今年も健在だった。それは『迷宮美術館』。昨日放送されたルネ・ラリックの特集もよかった。

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2008年1月22日 (火)

回顧2007 演劇4 宝塚花組・春野寿美礼

 2007年の私の演劇体験で特筆すべき出来事、その最後に登場するのが宝塚歌劇団の観劇である。今まで私は宝塚的演技を嫌ってきた。そして、それは今も変わらない。中学生があこがれるのは理解できる。ただ、中学生の演劇の中で宝塚的表現が使われる時、私は違和感を覚える。宝塚的表現は中学生の身体に全くなじまないのだ。私の目指している演劇は、宝塚のそれとはベクトルが異なる。

 そんな私が12月1日(土)はじめて宝塚を観劇した。花組トップ・春野寿美礼のサヨナラ公演「アデュー・マルセイユ」「ラブ・シンフォニー」である。正確に表現すれば宝塚を観に行ったのではなく、春野寿美礼を観に行ったのだ。劇場に入って一人では来られないと思った(あくまで私は)。男性客の少なかったこと…。そして、ファンのつくりだす独特な空気…。春野寿美礼の大ファンである妻が一緒でなければ観には行けなかった(妻は春野寿美礼の声を聴くと癒されるのだという)。

 春野寿美礼という存在は宝塚という枠を超えた存在である。彼女の存在を知らない人も、昨年の世界陸上で「君が代」を歌った人といえば「あー、あの」という言葉が出てくるのではないだろうか。

 彼女の魅力が最大限に発揮されたのは『エリザベート』だと思う。生舞台ではなくDVDで観たのだが、それでもその素晴らしさは十分伝わった。私はその中でも特に「闇が広がる」という曲が好きで、それが歌われるシーンを十回以上観ている。何度観ても素晴らしい。何度聴いても素晴らしい。指先にまで神経の行き渡った彼女の表現は、私が理想としている表現と共通する。退団前に、彼女の芝居と歌を生で味わうことができてよかった。

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回顧2007 演劇3 劇団桟敷童子

2007年に私が出合った演劇の回想を続けよう。

 私はここ数ヶ月のうちに上演された作品をすべて観ている劇団がある。それは劇団桟敷童子

 私の教え子が先日この劇団に入ったためだ。彼女曰く、「劇団の作品世界が先生が創ってきた世界と似ている」。送られてきたチラシには彼女の名前が本名で載っていた。昨年の11月、私はこの劇団の2作品連続上演を観に出かけた。『博多湾岸台風小僧』『しゃんしゃん影法師』。どちらも美しい舞台であった。役者も達者である。懐かしい世界に出会ったという感覚があった。それは泥臭い中に美しさがある世界。美と醜があざなえる縄となって絡み合い、その絡み合いから新たな美が立ち上がる世界。この劇団の生み出した作品のいくつかは、岸田國士戯曲賞の候補にもなったようだ。

 劇団桟敷童子の『泥花』が中野光座で明日から上演が始まる。もちろん観に行く。さて、今回はどんな世界に連れて行ってくれるのか、今から楽しみである。

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2008年1月21日 (月)

回顧2007 演劇2 ラーメンズ

 昨日、2007年に私が関わった演劇または演劇人のことを書いた。
 今日は、私が触れた演劇またはその周辺について書こう。
 2007年、私が最も心を動かされレたのはラーメンズの作品群だ。ラーメンズのことは私の教え子の一人が以前からすごいすごいと話していたので、その存在だけは知っていた。そして、WOWOWがラーメンズの作品をオンエアしたとき、私はそれをみた。ただしほんのさわりだけ。そしてさわりだけみて次をみるのをやめた。私がみたのは第9回公演「鯨」の第一話「ことわざ仙人」だった。今回再びその作品に出合ったが、やはり「ことわざ仙人」は面白くなかった。しかし、頑張って続きをみるべきだった。そうしていたら、ラーメンズに浸る日々が3年早く訪れたはずだ。もし、3年早まっていたら、彼らに受けた影響が…。考えまい。今、出合えたことを喜ぼう。

 今回私がもう一度彼らの作品に触れてみようと思ったのは、N HK教育が演劇を扱う番組で彼らの作品を取り上げたからである。それは第16回公演「TEXT」。見終えた後、ラーメンズ=お笑いグループという考えは跡形もなく崩れ去っていた。魂が震える笑いに出合ったと感じた。それは「釣りバカ」や「Mr.ビーン」をみて、笑うどころか、怒り出してしまう私が、笑える笑いだった。すぐにアマゾンでラーメンズの作品で入手できるものを探し、そこで見つけたDVDボックスを注文した。妻もラーメンズのファンとなったため、二人で毎日毎日彼らの作品群を楽しんだ。現在までにみたのは次の通り。

 第8回公演「椿」
 第9回公演「鯨」
 特別公演「零の箱式」 
 第10回公演「雀」 
 第11回公演「CHERRY BLOSSOM FRONT345」
 第12回公演「ATOM」 
 第13回公演「CLASSIC」
 第14回公演「STUDY」
 第15回公演「アリス」
 第16回公演「TEXT」

 この作品群の中でも「TEXT」の完成度は特に高い。笑いに知性がある、見事に計算尽くされた構成、そのラストは詩情が漂う。雑誌「演劇ぶっく」の今月号はラーメンズ作品の作・演出を務める小林賢太郎が表紙を飾り、彼のインタビューも収録されている。妻が本屋で見つけて買ってきてくれた。私はラーメンズというよりそのブレーンである小林賢太郎に興味がある。今年は彼の活動から目が離せない。

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2008年1月20日 (日)

回顧2007 演劇1 私と演劇

2007年の私と演劇(特に中学校の演劇)との関わりについて振り返ってみたい。

  • 3月、2007関東中学校演劇コンクールにて久喜中学校演劇部が『降るような星空』を上演し、優秀賞を受賞した。晩成書房戯曲賞受賞を受賞した10年以上前の作品の再演。オリジナルは2時間を超える作品であるが、1時間の作品に作り直した。関東大会には4年連続の出場となった(今年も選ばれたので5年連続の出場)

  • 5月、木村弓さんと久喜中演劇部・合唱部が共演した。木村弓さんは宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』と『ハウルの動く城』のエンディングテーマを作曲した方である。本番一週間前の東京オペラシティーでの三時間にわたるリハーサルで木村弓さんの優しい人柄に触れることができた。コンサートの最後に行われたコラボレーションの演出は私が行った。童謡『ふるさと』のアカペラでの三部合唱に木村弓さんのライヤーの響きが加わり、そこに谷川俊太郎の「生きる」の朗読が入るというパフォーマンスは聴衆を魅了した。この回のプロデュースは久喜青年会議所の方々だった。その日の様子と部長のインタビューが埼玉新聞で紹介された。数日後、久喜中学校に木村弓さんから長文の手紙が届けられた。私は色紙をいただいたが、そこには「いつも心躍る夢を」と書かれていた。大切にしたい言葉だ。

  • 8月、『中学生のドラマ 7 友だち・友情』(晩成書房)に自作「ときめきよろめきフォトグラフ」が掲載された、また「演劇と教育8・9月」に自作『青空』が掲載された。また、台本と一緒に神奈川県で『青空』を上演した西本郷中の取り組みも紹介された。その紹介の中には、私たちの久喜中学校も登場している。

  • 8月、第51回全国中学校演劇指導者研究大会で久喜中学校演劇部が『青空』を上演した。すすり泣きの響く観客席。すてきな空間が生まれた。この劇で3年生は引退。劇を終えてすべての舞台道具を運び終えた後、楽屋の中で3年生はもちろん、2年生も1年生もみんな泣いた。生徒たちの涙に出会った私の心は、青空だった。
  • 8月、中文連の全国大会で自作『降るような星空』が上演されたのでみにいった。その日の帰り、落雷による事故で電車が止まり家に帰れなくなった。急遽、全国大会に関わった顧問の飲み会に飛び入りで参加。結局、オリンピック会館に宿泊することになった。そこでの対話は楽しかった。別の機会に、東京、栃木の中学演劇関係者と酒を酌み交わす機会があった。それもとても楽しい会となったが、最終に乗り遅れ、タクシーで帰るはめに。タクシー代はなんと八千円だった。

  • 10月、沼田青年会議所の方々が「劇団・夢への架け橋」第一回公演で自作『夏休み』を上演した。千人近くの観客を集めたようで、その様子が上毛新聞に写真入りで紹介された。「劇団・夢の架け橋」は今年も、私の『夏休み』を2年続けて上演するという。4月には私が沼田で講演をすることが決まっている。打ち合わせのために沼田から久喜中まで車でやってきてしまうバイタリティーには驚くばかり。
  • そして12月の末、新作『春一番』を書き上げた。

振り返ってみると、つらいこともたくさんあったが、嬉しいこともたくさんあった2007年だった。

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2008年1月19日 (土)

『春一番』に寄せられた感想

先日上演した『春一番』の感想が送られてきました。一緒に上演した他校の顧問の先生からです。

 楽しみにしていた「春一番」、とてもよかったです!
「青空」が、今までの斉藤先生の作品で一番好きかも、と思っていましたが、今回の作品も、とても好きです。
 中3の部員が見に来ていましたが、終わった後、「自分達のことみたいで、身につまされて見ました」と言って帰りました。
 ごく普通の中学生の中にある悩み、すぐ隣にある悩みや葛藤を、本当に自然に描いていて、素晴らしいなあと思いました。
 中心になる女の子、5人のどの子にもドラマがある(先生にもですね)。それが何とも繊細に絡んでいて、でもラストに向かって収束していくところが、圧巻でした。
 子どもたちの演技もすばらしかったですね。舞台の上にいる子が、しっかりと役の人生を生きているなあと感心しました。

作者というものはどんな感想をも受け入れなくてはいけない存在なのかもしれません。しかし、期待通りの感想は、うれしいものです。

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2008年1月17日 (木)

『春一番』 死から遠く離れて

 私はかつて何度か「死」を感動の道具として使ったことがある。今回の『春一番』でも「死」が一つのエピソードとして語られた。生徒会長が友の死を忘れないため、タイムカプセルの中に死んだ友の思い出の品を詰め込むというものである。昨日、私はそのエピソードをこの物語からなくした。心がすっきりした。

 私はこの『春一番』という物語を、日常の延長線上として描きたかった。もちろん「死」が日常の延長線上にないわけではない。ただ、多くの場合「死」はそれとは違った特別な衣装をまとって現れる。私は『春一番』が「死」の表現を伴わなくとも心に響く作品となることを示したかった。私は今、日常から感動を生み出す表現をこの手でつかんだ気がしている。

 『春一番』は2月10日に久喜総合文化会館小ホールで再演する(上演開始は14時40分)。私が今手にしたものを、多くの人にみてもらいたい。手にしたと思っているものは、単なる私の錯覚なのかもしれない。自分の性格からして、近いうちに「あれは錯覚だった」と思う可能性は高い。ただ、たとえ錯覚だとしても、この錯覚は今現在とても魅力的なものなのだ。素晴らしい手品がまるで魔法のように思えてしまう錯覚。私の作品がそんな手品であればいいと思う。そう、私はマジシャンでもあるのだから。

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2008年1月13日 (日)

『春一番』 ~関東大会へ~

新作『春一番』を2008東部地区中学校冬期演劇発表会で上演しました。上演後、よい劇が生まれたのかなと思うことができました。プロの演出家でもある講師兼審査員の方が講評で「昨日、台本を読んで3回泣いた」と語ってくれました。妻は今までみた私の作品の中でこれほど泣いたのははじめてと絶賛してくれました。はじめは涙を隠していたようですが、途中から周りの人が次々と泣いていくので、安心して泣けたようです。食事をしながら劇のことを2時間以上語り合いました。上演中私の耳にも、鼻をすする音が心地よく響いてきました。ハンカチではなくタオルを使って涙を拭いている方がいました。中学生男子を劇で泣かせるというのは簡単なことではありませんが、某中学校の男子部員は何度も何度も涙をぬぐっていました。数日前、保護者だけに受ける劇ではないといいというようなことを書きましたが、その心配はないのだと確信できました。
 
久喜中学校演劇部は『春一番』で関東大会への出場を決めました。さて、それでは今日受け取ったアンケートのうちからいくつかを、ここで紹介したいと思います(すべて他校演劇部生徒のものです)。

演じている人それぞれの思いが心の中にズシンと響きました。上手いか下手かとかの次元を超えた、素晴らしい作品でした。裕美ちゃん(放送部員の一人)素晴らしかった。余韻がまだ残っています。

とても興味深い話でした。卒業まで残り一ヶ月の放送部が繰り広げていく数々の展開に目が離せませんでした。最後とても感動しました。

とても感動しました。途中、涙がでてきて、自分でも驚きました。由美子(主人公)のあの演技がとても感動しました。とてもよい舞台でした。

演じている人が、本当に泣いていて、すごかったです。感動しました。

4人の関係や生徒会長の悩みなどが、どれもよく伝わってきて、すごいと思いました。みゆきさん(主人公・由美子の友達)が本当に泣いたときには、とても驚きました。劇じゃないんじゃないかと思いました。とてもすごい劇だったと思います。これからも頑張ってください。

一言で言うと、涙が止まりませんでした。今日はすてきな劇をありがとうございました。

この年になっても「よかった」という言葉は嬉しいものです。いつもは常体の文ですが、今日は敬体の文でブログを書きました。丁寧な言葉を使いたい気分でしたので。

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